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守備陣に離脱者続出…伊野波「チャンスと思ってやらないと」

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 守備陣に離脱者が続出している。日本代表のドーハ合宿3日目となった20日、発熱の影響でDF今野泰幸(G大阪)が前日19日に続いて練習場に姿を見せず、左ふくらはぎの張りを訴えたDF栗原勇蔵(横浜FM)とともに宿舎で調整した。

 CBで残るのはDF吉田麻也(サウサンプトン)とDF伊野波雅彦(磐田)のみ。22日のカナダ戦では、伊野波が昨年9月11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(1-0)以来となる先発出場を果たしそうだ。

「チャンスが与えられた選手がしっかりやらないといけないし、チャンスだと思ってやらないといけない」。そう意気込むと、カナダ戦に向けて「監督も言っていたけど、ヨルダン戦につなげないと意味がない。ヨルダン戦で結果を求めるためにも、それにつながる結果と内容を求めないといけない」と力説した。

 伊野波自身、たとえカナダ戦に先発しても、ヨルダン戦では再びベンチに戻る可能性があることは分かっている。「みんな深刻そうな状況じゃないし、あと1、2日すれば戻ってくると思う。ヨルダン戦はみんないい状態で臨めると思う」。順調に回復すれば、ヨルダン戦は吉田と今野のコンビに戻るだろう。それでも、カナダ戦が無意味なわけではない。チームとしていい形でヨルダン戦につなげるためにも、カナダを完封して弾みを付けるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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