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吉田が“中東の笛”を警戒、「中東は基準が違う」

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 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)が“中東の笛”を警戒した。普段、フィジカルコンタクトの多いプレミアリーグでプレーしている吉田だけに、22日のカナダ戦(ドーハ)、26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(アンマン)で気を付けたいのがレフェリングだ。

 無用なファウルやカードは禁物。その意味でもカナダ戦は、ヨルダン戦に向けたシミュレーションにもなる。「特に中東は(判定の)基準が違う。プレミアリーグは(簡単には)吹かない。落ち着いて対応したいし、あまりガツガツいかないようにしたい」。そう語る吉田は「ヨルダン戦は(カナダ戦より)もっと厳しいジャッジになる。少しずつ頭を切り替えていきたい」と、徐々に“中東仕様”に慣れていくつもりだ。

 吉田はヨルダン戦に向け「一番はW杯出場を決めること。後ろ(DF陣)はなかなかアウェーで無失点に抑えられていないので、無失点で切り抜けたい」と誓う。W杯アジア最終予選のアウェーゲームはこれまでオーストラリアと1-1、オマーンと2-1。アジア3次予選を含めても、アウェーでは計5試合戦い、無失点試合は3次予選のタジキスタン戦(4-0)だけだった。

 勝てば5大会連続のW杯出場が決まるヨルダン戦だが、日本の試合前に終わっているオーストラリア対オマーン戦の結果が引き分けだった場合、日本はヨルダンと引き分けでもW杯出場決定となる。守備陣とすれば、まずは失点ゼロが至上命題。「(イングランドの過密日程で)自分は他の選手より少し多くの実戦をこなしているし、みんなより成長してないといけない。そういう姿をしっかり見せられるようにしたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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