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ザック「だれがヨルダン戦に出るのにふさわしいか確認したい」

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 カタールのドーハで合宿中の日本代表は21日、試合会場のハリファスタジアムで公式練習を行い、練習後にアルベルト・ザッケローニ監督が公式会見を行った。22日のカナダ戦を翌日に控え、「ヨルダンとの重要な一戦に向けて、この試合が唯一のテストマッチとなる」と話す指揮官。その念頭には26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(アンマン)がある。

「公式戦よりも交代の枚数を多く使えるので、明日はそれを最大限に使って、多くの選手のコンディションの把握に努めたい。ヨルダンとの重要な試合を考えると、コンディションのいい選手を使わないといけない。だれがヨルダン戦に出るのにふさわしいか、だれが戦えるのかを確認したい」


 ヨルダン戦に向けて選手のコンディションを確認する場と位置付ける指揮官は「システムはヨルダンと似通っているところがあるので、明日の試合からヨルダン戦を想定し、攻守において確認したいところ、突きたいところを出していきたい」と、カナダとヨルダンの共通点も指摘。「選手の特徴はもちろん大きく違うが、システムには似ているところがある。消してくるスペース、空けてくれるスペースが共通していると思う」と語った。

「明日のスタメンは決めている」と話すザッケローニ監督だが、注目のトップ下については「トップ下にだれを使うかは、明日発表する。選手は明日のゲーム前に知ることが正しいと思っている。選手たちはまだ明日のスタメンは知らない」と言及を避けた。

 一方、この日から全体練習に合流したFW清武弘嗣(ニュルンベルク)、DF栗原勇蔵(横浜FM)については「明日の朝に彼らの状態をチェックして、最終的にドクターと判断していきたい」と説明。「明日の朝、起きた段階で問題がなければ、当然、試合にも出られる選手として検討していく」と、試合当日の状態次第では途中出場で起用する可能性を示唆した。

(取材・文 西山紘平)

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