beacon

チームメイトに拍手で迎えられた今野、「病み上がりです」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 発熱の影響で離脱していた日本代表DF今野泰樹(G大阪)が21日、ドーハ合宿初日の18日以来、3日ぶりにグラウンドに姿を見せると、チームメイトは拍手で迎えた。日本代表では恒例の今野に対する“いじり”だったが、実際、チームメイトが今野の顔を見るのは3日ぶりだったという。

 18日の練習を早退した今野は発熱のため宿舎内でも隔離された。19日、20日の練習は欠席し、宿舎で調整。この日の練習も他の選手たちはバスで練習場まで移動したが、今野は一人、スタッフの運転する別の車でグラウンドに来ていた。

 練習後のミックスゾーンにも、全選手が通ったあとに最後に姿を見せた今野だったが、「病み上がりです」と話すその表情はやつれていた。22日のカナダ戦は「出ないと思います」と欠場の予定で、今後は26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦に向けて急ピッチで調整していくことになる。

「全力を尽くすしかない。準備が遅れたので、コンディション的には相当痛いけど、今日から最善を尽くしたい」。MF本田圭佑、DF長友佑都がケガで招集されていないヨルダン戦で、DFリーダーである今野までが不在となれば、チームとしても大きな痛手だ。ヨルダン戦まで、あと5日。大一番に間に合わせるべく、悲壮な決意を口にしていた。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP