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ブンデス4位チーム主力の意地。乾「今まで以上にアピールを意識している」

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 フランクフルトで今季5得点4アシストの活躍を見せ、リーグ4位と好調なチームの主力を担っているMF乾貴士(フランクフルト)がザックジャパンでの生き残りを懸け、カナダ戦でのアピールを誓った。

「チームとしてやらないといけないことはあるけど、自分にとっては本当にアピールの場。ここにいられるようにするには出たときにしっかり結果を残したいし、アピールしなければいけない。今回は今までで一番そう意識している」

 出るとすれば左サイドで途中出場が濃厚という状況で、アピールすべき材料が何であるかは、自分の中ではっきりと整理されている。

「トップ下が真司ならいつも通りやればいいし、不安はない。試合に入ってからでもすぐにできる(合わせられる)と思う。代表はやりやすい選手ばかりだけど、あいつは特にやりやすい。憲剛さんがトップ下なら、走ればスルーパスが出てくるので信じて走りたい。真司が出るときより、裏に飛び出す回数を多くしないといけないと思う」

 一方で、左サイドと言えばライバルは香川でもある。

「真司は中に入りたがるやり方だし、それがあいつの特徴。自分もそうだげど、自分は(サイドに)張っても、ドリブルだったり、そこからのコンビネーションがある。違いを見せられたらいいと思う」

 層の厚いザックジャパンの2列目。熾烈な争いで勝ち抜くため、乾は自分らしさでアピールする。

(取材・文 矢内由美子)

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