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カナダ戦一夜明け…ザックジャパンはヨルダン対策に着手

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 2-1の辛勝をおさめたカナダ戦から一夜明けた23日、日本代表はカタールのドーハで練習を行った。カナダ戦で右太腿裏をつって途中交代したDF酒井高徳(シュツットガルト)はグラウンドに姿を見せず、宿舎で調整。協会関係者によると、あくまで疲労回復を優先するための対応で、右太腿裏の状態については「病院には行ってません。本人がミックスゾーンで話したとおり、つっただけです」と、あらためて説明した。

 練習前には宿舎で26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(アンマン)に向けたミーティングを行った。21日にホームで1-0で勝ったベラルーシ戦など、直近のヨルダンの試合を編集した映像を確認。MF遠藤保仁(G大阪)は「プレスをかけると、ロングボールを使ってくる形になると思う。グラウンドも悪いみたいなので、細かくつなぐより、ダイナミックに攻めてくるのかなという印象がある」と、感想を語った。

 昨年6月8日に埼玉スタジアムで対戦したときは6-0で快勝している相手だが、ヨルダンもホームではイラクと1-1、オーストラリアに2-1と、最終予選2試合を戦い、1勝1分と負けていない。FW岡崎慎司(シュツットガルト)は「映像を見ると、脅威な選手がいるし、前に能力のある選手もいる」と警戒。「試合の入りが大事。ホームでやったときも入りがよくて、押し込んで、セットプレーだけど早い時間に点が入った。先制点を早めに取れれば」と、ポイントを挙げた。

 勝てば5大会連続のW杯出場が決まる大一番。「気持ちの面で何となく試合に入ってしまった」というカナダ戦の反省を生かし、相手が前からプレスに来ようが、引いて来ようが、立ち上がりから慌てることなく対応できるか。岡崎は「危機感もある。ここでみんなの力で(W杯出場権を)取りたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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