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アキレス腱に不安を抱えていた岡崎、「次のヨルダン戦は全開で」

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 日本代表FW岡崎慎司(シュツットガルト)がアキレス腱に不安を抱えたまま22日のカナダ戦(2-1)に出場していたことを明かした。カナダ戦では2列目の右サイドで先発。前半9分には代表戦3戦連発となる先制点を決めたが、ハーフタイムに交代していた。

「カナダ戦は自分的には足の問題もあったので、様子見というか、ガンガン裏に行くというより、連係だったり足の状態だったり、確かめたいことがあった」。カナダ戦から一夜明けた23日の練習を終え、そう語った岡崎。「チームでもアキレス腱に問題があって、ここで無理するのはというのがあった。次のヨルダン戦に全開で行けるように」と、動きをセーブしていたのだという。

「ヨルダン戦で一番大事なのは球際だと思っている。次は球際にも迷いなくいける。チームに余裕が生まれるためにも、ハードワークで貢献できるようにしたい」。W杯出場権のかかった26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(アンマン)では、岡崎の真骨頂でもあるガムシャラな全力プレーが見られそうだ。

 カナダ戦後の記者会見ではアルベルト・ザッケローニ監督も「チームメイトがボールを持ったときに、岡崎が何をするかというと、まずゴールに向かう。これはFWの選手としてあるべき姿だと思う。岡崎だけでなく、他のFWの選手にもそういう動きが出てくればいいと思うし、そういうことを要求している」と絶賛した。

 指揮官の言葉を報道で見たという岡崎は「誘導尋問みたいな質問だったから……」と照れ笑いを浮かべながらも、「ほめられるよりも、試合に使ってもらっていることが一番うれしい。試合に出られる喜びを感じているし、監督の信頼に応えたい気持ちもある」と、日本をW杯に導く4戦連発を誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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