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前回のブラジル戦は不在だった岡崎、「ギャップを突く」

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 ブラジルとの初対決で、自分の存在感を見せつける。昨年10月の欧州遠征でブラジルに0-4で敗れた日本代表だが、FW岡崎慎司はケガのため不在。前回の対戦を踏まえ、「いい形で攻撃はできていたけど、フィニッシュのところで課題があった。そこで自分の持ち味を出せれば」と意気込んだ。

「前への推進力、迫力、裏への飛び出し、プレッシング。大胆さもそうだし、他の選手にないところを自分には求められていると思う」。岡崎が不在だった昨年10月の対戦では、裏への意識が低く、ゴール前まではいい形でパスをつなげても、最後のところで崩し切れなかった。「ギャップを突くのがポイント。ブラジルのいろんな試合を見たけど、CBとSBの間に危ないところがあった」と指摘した。

 ブラジルとの対戦は初めてとなる岡崎。「Jリーグでも、ブラジル人はみんなうまかった。それの選ばれた集団。やってみたら分かることだと思うけど、明日は楽しみ」。ブラジル相手にも臆することはない。「日本にも欧州でやっている選手がたくさんいる。どういう試合になるか想定できていると思うし、驚かないというのはある」。そう語る岡崎自身、ブンデスリーガでバイエルンやドルトムントといった世界を代表するビッグクラブと何度も対戦してきた。

「ブンデスでもバイエルンと5、6回やっているし、意外にバイエルン相手にはやれている自信もある。それは生かせると思う」。ブンデス挑戦1年目の10-11シーズン最終節ではバイエルン相手にゴールを決め、今月1日に行われたDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝(2-3)でも途中出場でゴールに絡むなど、今季の欧州王者をあと一歩まで追い詰めた。

 後半44分に決勝点を決めた11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(1-0)から長距離移動を含めた中3日で迎える開幕戦。それでも「疲れは感じていない」と話す“侍ストライカー”が、世界を驚かせるゴールを狙う。

(取材・文 西山紘平)

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