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ブラジル監督が“予告先発”、日本戦の先発メンバーを公言

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 15日のコンフェデレーションズ杯開幕戦で日本代表と対戦するブラジル代表が14日、ブラジリアのナシオナルスタジアムで公式練習を行った。練習前の記者会見にはルイス・フェリペ・スコラーリ監督が出席。日本戦の先発メンバーを堂々と公言した。

 ブラジルはコンフェデレーションズ杯前最後の強化試合として9日にポルト・アレグレでフランスと対戦し、3-0で快勝。スコラーリ監督は「選手のコンディションを確認する必要はあるが、今日の練習で問題がなければ、明日の試合はポルト・アレグレでの先発メンバーになる」と明言し、試合前日に“予告先発”した。

 フランス戦の先発はGKジュリオ・セーザル、DFダニエウ・アウベス、DFチアゴ・シウバ、DFダビド・ルイス、DFマルセロ、MFルイス・グスタボ、MFパウリーニョ、FWオスカル、FWフッキ、FWネイマール、FWフレッジ。アクシデントがなければ、日本戦でもこの11人を先発起用する考えを明らかにした。

 日本を軽視しているわけではない。昨年10月の対戦では日本を4-0で下したが、「最初にゴールを決めるまで、いかに難しかったか」と振り返り、ブラジルメディアから「日本には技術はあるが、全体の試合力はないのでは?」との質問が飛ぶと、「その意見には反対だ。日本はW杯出場を最初に決めたチーム。そのための力を持っている」と反論した。

 ホスト国として迎える開幕戦の重要性、そして難しさは熟知している。ポルトガル代表監督時代、自国開催のEURO2004で開幕戦でギリシャに敗れたことを自ら口にし、「第1戦に負けると、すべてが難しくなる」と指摘。「難しい試合になるだろうが、明日は日本に勝たないといけない」と必勝を誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

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