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無失点で大会を終えたい今野 「何かをつかんで帰りたい」

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 最終戦を無失点で締めくくる。メキシコ戦を翌日に控え、日本代表DF今野泰幸(G大阪)は「できれば(失点を)ゼロにしたい。日本は攻撃が売りだけど、できればゼロで。少しでも手応えをつかんで、いい気持ちで帰りたい」と力を込めた。

 ブラジル戦(0-3)、イタリア戦(3-4)と2試合で7失点。イタリア戦ではFWバロテッリに対しても粘り強いディフェンスで決定的なプレーを許さなかったが、それだけにDFリーダーとして4失点という結果が重くのしかかった。

 連敗でグループリーグ敗退が決まり、中2日。「難しいですよ、切り替えるのは大変」。そう本音ものぞかせた今野だが、「でも試合は明日に迫っているので。疲れてないことはないけど、やるしかない。無駄にしたくないし、手応えというか、何かをつかんで帰りたい」と力を込める。

 ちょっとしたポジショニングミスや集中力の欠如。イタリア戦は小さなミスの積み重ねで失点がかさんだ。「一瞬も隙を見せられないというのは痛いほど分かった」。メキシコもFWハビエル・エルナンデス(マンチェスター・U)やMFジオバニ・ドス・サントス(マジョルカ)といった欧州で活躍するトッププレイヤーがそろっている。同じ失敗は繰り返さない。完封勝利でラストを飾り、自信と手応えを持って帰国の途に就く。

(取材・文 西山紘平)

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