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右太腿の張りで別メニュー…長友のウルグアイ戦出場は微妙?

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 12日にニューヨークからの便で帰国したものの、仙台入りが遅れてその日は全体練習に参加できなかったDF長友佑都(インテル)。合流予定だった13日の公式練習では右太腿に張りを訴え、別メニュー調整に終始した。

「右太腿前に張りがあるので、無理をしないということで。(ウルグアイ戦は)明日の状態を見てですね。そこは監督と話し、ドクターともしっかり話したいと思います」

 アルベルト・ザッケ―ローニ監督も「長友に関しては、帰国したときから疲労感、張りがあるということだった。明日の状況を見て、疲労が回復しているようであれば試合に使う可能性もあるが、こういう親善試合でリスクをかけるべきではないのかなとも思う」と説明。場合によっては起用を見送る考えを示した。

 昨季は左膝の断続的故障に苦しんだ。半月板を痛め、手術する、しないで悶着も生じた。結果的には手術を回避してコンフェデレーションズ杯に出場。その後はインテルでのプレシーズンでアメリカ遠征をこなすなど、タイトなスケジュールをこなしたあとの帰国で、「ここ数か月で地球を2周くらいしている。時差ボケ? もうぐちゃぐちゃです」と、まさに笑うしかないほどのハードスケジュールだ。膝の負傷で体のバランスが崩れていることも否めない。

 とはいえ、別メニューながら、新しく加わった選手たちからしっかり刺激を受けているのが長友らしいところ。「彼らのモチベーションが高いのは見ていてすごく分かる。代表に、いい意味で新しい風が吹く。僕らずっと代表にいるメンバーもうかうかしていられない。常に危機感を持ってやっていかないと」と目を輝かせた。

 新タイプの1トップとして出場が濃厚なFW柿谷曜一朗(C大阪)については「柿谷くんは裏に抜ける動きだったり、ボールを持ったときのキープもできる。何でもできる選手だと思う」と期待感大。「彼が入ると前線に動きが出ると思う。そこで動きながらパスを受けて、という日本らしい攻撃ができると思う」と、早く融合したそうな口ぶりだった。

(取材・文 矢内由美子)

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