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敵地でドローも満足なし、MF長谷部「もう少しうまく試合を運べば…」

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敵地で勝ち点1獲得も悔しさを滲ませたMF長谷部誠

[10.11 W杯アジア最終予選 日本1-1オーストラリア メルボルン]

 難敵オーストラリアとのアウェー戦。前半5分に幸先良く先制したものの、後半7分にPKで同点に追い付かれると、その後は押し込まれる時間帯が続いた。体を張った粘り強い対応で勝ち越しゴールを許さずに1-1のドローに持ち込んだものの、キャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)は「勝ち点3を取れたと思う」と試合後に悔しさを滲ませた。

 いきなり試合を動かした。前半5分、相手の縦パスをFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)がカットすると、長谷部がこぼれ球に反応。FW本田圭佑(ミラン)に縦パスを打ち込むと、本田のスルーパスから抜け出した原口がネットを揺らして先制に成功した。守備に回ってもオーストラリアに自由を与えずにシュートまで簡単には持ち込ませなかった。

「試合開始から自分たちのやろうとしたサッカーがハマったと思う」と手応えを感じていたが、徐々にオーストラリアの圧力にさらされると後半7分にPKで同点に追い付かれ、その後は守備に回る時間が長くなった。「奪った後のカウンターの部分でもう少し精度を上げないと、ずっと押し込まれる時間帯が続いてしまう」と課題を挙げたが、粘り強い対応でオーストラリアに2点目を許さずに試合は1-1のまま終了を迎えた。

 敵地から勝ち点1を持ち帰ることとなり、勝ち点を7に伸ばしたものの、キャプテンは満足していなかった。「個人的な感想としては今日は勝ち点3が取れたと思う。PKは厳しい判定だったが、もう少しうまく試合を運べば今日は勝ち点3を取れたと思うし、悔しい気持ちがあります」。

 1か月後の11月15日には最終予選の折り返しとなる第5節サウジアラビア戦を迎える。「前半戦最後の試合に勝って、勝ち点を10に乗せることが非常に大事。これから先の戦いを考えても、そこでの勝ち点3はマストになると思う」とホームで迎える次戦での必勝を誓った。

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