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「周作もそうだし…」顔面骨折乗り越え代表合流の東口が語った感謝と自覚

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日本代表合宿に合流したGK東口順昭

 驚異的な回復力でW杯に間に合わせた。合宿3日目の練習から合流した日本代表GK東口順昭(G大阪)は「始まったなという気持ち。監督も代わったので雰囲気はいろいろ変わっている。本番も近いので、緊張感もよりあると思う。自分の出せるものをすべて出していきたい」と意気込んだ。

 一時はW杯出場も危ぶまれた。4月21日のC大阪戦でチームメイトと激しく衝突し、顔面を負傷。右頬骨骨折および右眼窩底骨折と診断された。それでも、わずか3週間後の今月12日に行われた横浜FM戦で復帰。代表合宿前ラストゲームとなった19日の浦和戦も含め、フェイスガードを付けてのプレーとなったが、2試合連続のフル出場で好セーブも披露した。

「(W杯は)目指してきた舞台なので。タイミングが悪い時期にケガをしたけど、体はしっかり回復した。サポートしてくれた人に感謝しているし、そういう思いをもっともっとぶつけていかないといけないという気持ちが強くなった」

 ケガからの復帰を支えてくれたドクターやトレーナー、コーチングスタッフ、チームメイトだけではない。ともに代表入りを目指し、切磋琢磨してきたライバルたちの思いも背負っている。GK陣ではW杯アジア最終予選10試合のうち5試合でゴールマウスを守ったGK西川周作(浦和)が落選。「周作もそうだし、選ばれている側には責任がある。その責任を感じながらやらないといけない」と表情を引き締めた。

 ケガの影響に関しては「フェイスガードをどのタイミングで外していくかというのはある。それ以外は問題ない」と説明。フェイスガードを外す時期については「まだ明確にはない。ドクターと話し合いながら考えていきたい」と、当面はフェイスガードを付けてのプレーとなるようだ。

(取材・文 西山紘平)

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