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「仮想ポーランドではない」西野監督がスイス戦で重要視する点

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日本代表西野朗監督

 日本代表西野朗監督は7日、翌8日にルガーノで行われる国際親善試合スイス戦の公式会見に出席した。

 2日からオーストリアで行っているキャンプは「高地ということもあり、選手のコンディションがそろわないところもあった」ようだが、「一日一日、良いコンディションになっている」と手応えを得ており、「決してコンディションが悪い状況でなく乗り込めたので、明日楽しみにしている」と試合の内容そして結果を得て、さらなる手応えを得ようとしている。

 西野監督就任後初戦となった5月30日のガーナ戦。そして翌日のスイス戦、12日のパラグアイ戦を経て、19日のW杯グループリーグ初戦コロンビア戦へと向かう。「明日のゲームもある意味トライしたいシステムであり、メンバー編成であり、そういう部分も含めて本大会に向けての重要な試合だと思う」。

 ロシアW杯に出場するスイスは7日に発表されたFIFAランクで6位をキープし、同61位の日本にとって格上とも言える相手。当然、W杯本大会になれば、多くの強豪国と対戦することになり、「1対1でボールを奪うのは難しい状況が多い」と語ると、「その中でグループ、チームとしてのボール奪取を強める」重要性を説いた。そしてボール奪取する形を確認することは、「チームとして欠かすことができない」と語りつつ、「その後の意識、攻撃に入る切り替えの部分も重要視していかないといけない」と攻撃に移った際の切り替えを重要視し、守備面だけでなく攻撃面の可能性も探っていく。

 スイスは、グループリーグで対戦するポーランドと同じく欧州のチームだが「仮想ポーランドという位置づけで明日の試合に臨むことはない」。すべては、W杯初戦コロンビア戦のための試合――。重要な本大会初戦に向けての「明日のゲーム、パラグアイとのゲーム」であり、「チームがどういう形でベストな形で入れるかを、この2試合、限られた日数の中で考えていきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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