beacon

“デュエル王”遠藤航、王国ブラジルにも引く気なし「ビビらずチャレンジしていきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)

 ブンデスリーガで2年連続デュエル数トップに輝いた日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)にとって、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦(6日・国立)は本領発揮すべき格好の舞台となる。FIFAランキング1位の強敵を前にただ引いて守るだけでは破られること必至。自身の持ち味を発揮すべく「奪いに行くところを見せたい」と意気込みを語った。

 カタールW杯グループリーグでドイツ、スペインと対戦する日本にとって、6日のブラジル戦は本大会前に強豪国と戦える貴重な機会。本大会を見据えていまのチームが「どれだけ戦えるか」を試すチャンスとなるため、これまでW杯アジア最終予選を戦ってきたコンセプトを貫きながらのチャレンジとなる。

 ブラジル戦を翌日に控えた5日、遠藤が重ね重ね強調したのは「ビビらずにチャレンジしていきたい」というメンタリティーだ。

 FWネイマール(パリSG)、FWビニシウス・ジュニオール(R・マドリー)、FWロドリゴ・ゴエス(同)、FWラフィーニャ(リーズ)ら強烈なウイングにボールが入った際も受けに回るつもりはない。「サイドバックをヘルプするタイミングが大事。出過ぎて真ん中を開けたくない気持ちはあるけど、2対1で奪えるのであればチャレンジしていきたい。サイドにボールが出たときは中のコースを限定しながら奪いに行くところを見せたい」と果敢に挑んでいく姿勢を見せた。

 また攻撃では4-4-2の布陣からプレッシングをかけてくるブラジルに対し、CBの2枚と遠藤でビルドアップすることができれば、ボールを握れる時間帯をつくれるという手応えもあるようだ。「攻撃では間でボールを受けて、いかにビルドアップに関われるか。自分のところでうまく受けられればブラジル相手にもボールは持てる」という展望を述べた。

 ブラジル戦ではこれまでどおりアンカーで先発する見込み。「後ろとの距離感、張って攻め残りしている選手に対する難しさ、局面で勝たないといけないみたいなシチュエーションは絶対に出てくるし、それはブラジルの得意としてくるところでもあるけど、そこはビビらずにチャレンジしていきたい」とテーマを掲げた遠藤は「前から行くところと後ろの選手との距離感をよくするところで、一番大事なポジションだと思っているので、前の選手との関わりを強くするのか、後ろの選手との関わりを強くするのかというところは自分のところで判断したい。そのポジションや、1対1の強さは見てもらいたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP