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前日別調整もブラジル戦出場に意欲、浅野拓磨「スピードなら日本も負けてない」

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前日は別調整だったFW浅野拓磨

 ブラジル戦出場へ意欲を見せた。2日のパラグアイ戦(○4-1)に1トップで先発し、先制点を決めた日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)だが、前日4日の練習は左太腿裏に違和感があるため別メニューで調整した。

 翌5日の練習前にオンラインで取材に応じた浅野は左太腿裏の違和感について「(パラグアイ戦の)試合前も多少感じていたけど、試合をやるにつれて強くなったので、ハーフタイムに伝えた」と説明。その言葉どおり、パラグアイ戦は前半のみの出場で途中交代となった。

 ただ、本人は「昨日(の練習で)ピッチに出て、状態は良くなっているので、僕自身、次の試合は出るつもりで準備している」と、6日のブラジル戦(国立)には問題がないことを強調した。

「ブラジル戦ということで注目される試合だけど、僕からしたらどの試合も変わらない。強い相手なので、日本も全力でぶつかっていくけど、僕自身、チャンスが来たら結果を残すことしか考えてない」

 過去2分10敗と一度も勝ったことのないブラジルは現在、FIFAランキングでも1位。日本は現在5連敗中だが、直近対戦した17年11月10日のフランス・リールでの国際親善試合には浅野も後半開始から途中出場した。

「守備をしている時間が多くて、相手の攻撃の選手に限らず、ディフェンスの選手もボールを持ったときには脅威を感じたし、攻守にわたって全員が力があるなと感じた。ただ、チャンスはあるし、どの相手とやったとしてもそのチャンスを決めるか決めないかだと思う」

 相手にボールを保持されるのは想定内。両サイドバックも積極的に攻撃参加してくることが予想されるブラジルに対し、いい形でボールを奪えればスペースが空く分、カウンターのチャンスにもなる。

「僕らがやるべきことはそこだと思う。スピードで言えば日本も負けていない。スピードを生かしたプレーで、相手が攻撃的になるなら隙は必ず現れる。そこを突けばチャンスになるし、僕自身、狙わないといけないポイントかなと思う」

 過去12回の対戦で日本は5人しかブラジルからゴールを奪ったことがない。歴代6人目の得点者に名を刻めるか。浅野は虎視眈々とゴールを狙っている。

(取材・文 西山紘平)

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