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森保J、日韓W杯と同日6.14チュニジア戦へ前日練習「20年前と同じような結果を」柴崎岳が無事合流、中山雄太は不在

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MF柴崎岳(レガネス)が無事合流

 日本代表は13日、キリンカップ決勝チュニジア戦(14日)に向け、パナソニックスタジアム吹田で前日練習を行った。新型コロナウイルス検査待ちで12日の練習を欠席していたMF柴崎岳(レガネス)は無事に陰性確認が取れ、チームに再び合流。11日の練習で右足首を痛めたDF中山雄太(ズウォレ)は12日に続いて不在となり、24人で調整した。

 森保一監督は練習に先立って行われた前日会見で、12日の練習を欠席した2選手について「中山雄太は右足首を痛めているので明日プレーすることはできない。柴崎岳については今日、コロナの陰性判定を受けてトレーニングをできる報告を受けている」と説明。10日のキリンカップ・ガーナ戦で背中や首を踏まれ、11日の練習を欠席したMF伊東純也(ゲンク)については「プレー可能」だとした。

 公開された冒頭15分間ではGK4選手、フィールド20選手がそれぞれ全体トレーニングに参加。これまでの3試合はベンチ外ながら11日のトレーニングからフルメニューに合流していたDF冨安健洋(アーセナル)も元気な姿を見せていた。森保監督は「国際試合のハイインテンシティーの中で、長期離脱から2、3日の練習で試合できるかというとリスクになるので、起用は慎重に考えていきたい」としながらも「出られる可能性も考えて、今日の練習後にメディカルスタッフ、ドクターと相談したい」と述べており、チュニジア戦で復帰の期待が高まる。

 チュニジア戦は6年ぶり開催のキリンカップ制覇がかかる一戦であるとともに、11月に控えるカタールW杯に向けた貴重なテストマッチ。9月の国際Aマッチウィークを含めてもW杯前には残り3試合程度しか組めないなか、指揮官は「キリンカップ決勝戦のチュニジア戦に向けて、まずは明日の試合、勝利でキリン杯優勝でサポーターの皆さんに喜んでもらえるよう結果を出したい。またチームとしてはこれまで積み上げてきたものをさらに明日の試合の中で出せるようにしていきたい」と意気込みを示した。

 加えてチュニジア戦といえば、2002年の日韓W杯グループリーグ第3戦で日本が史上初の決勝トーナメント進出を決めた際の相手。奇しくも20年前の一戦(○2-0)と同じ日、同じ大阪(20年前は長居競技場)での一戦となる。森保監督は「20年前の日韓W杯と同じような結果、勝利をつかみ取りたい。20年の時を経て、日本のサッカーが成長しているところを見ていただいている方に感じてもらえる試合ができればと思う。同時にカタールW杯に向けて我々が積み上げてきたもの、今回の6月の代表活動で積み上げてきたものを明日の試合でチームとしても、見ていただいているサポーターの皆さんにも感じてもらえるようにしたい」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)

パナソニックスタジアム吹田で前日練習

DF冨安健洋(アーセナル)も元気な姿

練習前、森保一監督と話すDF伊藤洋輝(シュツットガルト)


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