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パリ世代からA代表へ! 初招集の柏20歳FW細谷真大「また選ばれるよう結果を残したい」

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FW細谷真大(柏)

 パリ五輪世代のエース候補がA代表への切符を掴み取った。日本代表FW細谷真大(柏)は17日、合宿初日のトレーニングを前にオンライン取材に対応。国内組で臨むEAFF E-1選手権に向けて「率直に選ばれて嬉しいし、責任を持って戦っていかないといけない」と心境を語った。

 柏U-18出身の細谷は一昨季からトップチームに昇格。1年目はJ1リーグ戦2試合の出場にとどまったが、昨季は10試合の先発を含む28試合の出場で3ゴールを挙げると、今季から主力に定着し、ここまでチームトップタイの6ゴールを記録している。また代表チームではU-21日本代表の一員として、パリ五輪に向けた活動でも主軸に君臨。今年6月に行われたAFC U23アジアカップでは5試合の出場で2ゴールを記録し、3位入賞に大きく貢献していた。

 パリ世代からのA代表入りは世代にとって大きなミッションだった。大岩剛監督はかねがね「A代表経由のパリ五輪」と強調し、2024年のパリ五輪に向けて一人でも多くの選手がA代表で通用するレベルに到達することを要求してきた。今回は細谷の他にもMF藤田譲瑠チマ(横浜FM)、GK鈴木彩艶(浦和)が招集。20歳の細谷は「自分の感覚ではもっと先になるのかなと思っていたので、いまのタイミングで選ばれたことをポジティブに考えている」と前向きに語った。

 もっとも、今回のE-1選手権に臨む日本代表はあくまでも“国内組”の日本代表。細谷はすでにその先も見据えている。「A代表というのは目指していた場所なので、E-1でしっかり爪痕を残して、また次に選ばれるように結果を残したい」。求められるのはE-1選手権での“結果”。「最低でも1点は取れるように頑張ります」と決意を示した。

 U-23アジア杯では「特長としているスピード、飛び出しはアジアでも通用した」という一方、「フィジカル面ではやれない部分もあったので改善しないといけない」と課題も感じたという細谷。今度はA代表の一員で臨む貴重な国際舞台へ、「切り替えの早さ、球際のデュエルはA代表がこだわってやっていると思うので、その中で自分のプレースタイルを出しながら頑張っていきたい」と力強く意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

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