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森保監督、E-1選手権の起用方針に言及「できるだけ多くの選手を」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が18日、翌19日に開幕するEAFF E-1選手権の前日記者会見に出席し、「できるだけ多くの選手を起用しながら大会に挑もうと思っている」と話した。国内組で臨む今大会に向けては、初招集11選手をはじめとした新たな顔ぶれが並んでおり、起用法に注目が集まりそうだ。

 日本代表は17日、千葉市内で合宿を開始。19日にカシマスタジアムで行われる初戦の香港戦に向け、急ピッチでの調整をスタートさせた。17日の練習は同日にJ1リーグ戦があった広島の6選手と追加招集のFW岩崎悠人(鳥栖)が合流できず、19選手で実施。また16日のリーグ戦に先発していた9選手もリカバリーメニューで切り上げるなど、十分な準備期間はない。

 そうした中、森保監督から主将に任命されたDF谷口彰悟(川崎F)はチームの潤滑油を担っていく姿勢だ。18日のオンライン取材対応では「ピッチ内はもちろんピッチ外でも、初招集の選手が緊張したり、プレッシャーを感じることがたくさんあると思うので、できるだけほぐしたい」と意欲をアピール。「僕のことも知ってほしいし、相手のことも知りたいし、チームになっていかないと勝てるものも勝てない。キャプテンとしてコミュニケーションを積極的にしていきたいのと、それを周りに伝播させてみんなでやっていきたい」と意気込みを示した。

 カタールW杯アジア最終予選でも出場機会を得ていた谷口やDF山根視来(川崎F)、U-23アジア杯に参戦していたパリ世代も招集されているが、多くの国内組にとっては貴重な国際試合のチャンス。森保監督は「戦いにおいて、勝利を目指す、優勝を目指しながら日本国内の選手の価値を示す、そして価値を上げる、また日本国内のサッカーの価値を上げる戦いをできれば」と力を込める。

 そしてあわよくば今年11月に開幕が迫るカタールW杯に向けた戦力の台頭も期待する。「W杯に思いを持っている全ての選手にチャンスがある。E-1選手権でも選手たち個々の特徴を見ながらW杯につなげていければ」。17日の練習前には当初の開始時刻を45分遅らせるほど入念なミーティングを実施。“急造チーム”を言い訳にせず、着実なチーム力の底上げを図っていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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