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追加招集も9得点の大暴れ…U-19日本代表FW千葉寛汰「この代表への思いは常に持っていた」

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U-19日本代表FW千葉寛汰(今治)

「AFC U-20アジア杯ウズベキスタン2023予選」(ラオス)を4戦全勝で終え、来年開催されるU-20アジア杯への出場を決めたU-19日本代表。予選9得点を挙げたFW千葉寛汰(今治)が19日、リモートでのメディア対応に応じた。

 1日に発表されたメンバーに自身の名前はなかった。しかし、負傷したFW内藤大和(甲府)に代わり、追加招集されることに。日本サッカー協会(JFA)からメンバー変更が発表されたのは、初戦のラオス戦(○4-0)を終えた翌13日だった。

「招集されたのは急だったけど、自分自身、この代表への思いは常に持っていた。ここ最近は入れていなくて、すごく悔しい思いをしていた中で、今治で一生懸命やり、いつ呼ばれてもいい準備をしていた。呼ばれた瞬間から、このチャンスを生かし、自分の価値を再び示すという思いとともに合流した」

 すると、14日のグアム戦で先発に抜擢されて6得点の大暴れ。さらに16日のパレスチナ戦でも3得点を奪い、2試合連続ハットトリックを達成させた。「多くのゴールを奪えたのは良かった」と語りつつも、18日のイエメン戦ではノーゴールに終わり、チームはオウンゴールによる1点しか記録できなかったことで、「苦しい試合で点を取れないのが今の実力。自分の足りないところを突き付けられた」と唇を噛んだ。

 今年の5月から6月にかけてフランスで開催されたモーリスレベロトーナメントに臨むチームでは選外だったこともあり、代表のユニフォームには久し振りに袖を通した。そして、感じたことがある。

「代表で戦える喜び、責任や誇りを改めて感じられた。このエンブレムをつけて戦えるのは決して当たり前じゃないと感じられたので、代表に入れなかった期間も非常に良い時間だったと思う」

 今予選でアピールに成功したのは間違いない。「選ばれなくなったときでも、この世代のナンバーワンストライカーは自分だという強い思いを一回も捨てずにやってきた。常にこのチームのエースストライカーは自分だという気持ちでやっています」。再び代表のユニフォームに袖を通して大暴れするため、今治で自身に磨きをかけていく。

●【特設】AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選特集

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