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“W杯26人枠”に東京五輪から13人!! 大迫&原口落選、上田&相馬選出でW杯直前まで世代交代継続

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森保一監督が26人を発表

 日本代表森保一監督が1日、都内のホテルで記者会見を行い、カタールワールドカップに出場する日本代表メンバー26人を発表した。ロシアW杯メンバーが6人にとどまった一方、東京五輪の招集選手はオーバーエイジも含めて13人となり、兼任体制を活かす形となった。

 前回のロシアW杯メンバーはGK川島永嗣(ストラスブール)、DF長友佑都(FC東京)、DF吉田麻也(シャルケ)、DF酒井宏樹(浦和)、MF柴崎岳(レガネス)、MF遠藤航(シュツットガルト)の6人。最後まで選考レースに残っていたMF原口元気(ウニオン・ベルリン)、FW大迫勇也(神戸)は無念の落選となった。

 一方、同じく森保監督が率いていた東京五輪代表から、当落線上と見られていたMF相馬勇紀(名古屋)、FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)が生き残った。森保ジャパン発足当初から続けられていた世代交代が、W杯直前にも継続された形だ。

 東京五輪組は世代を担ったDF板倉滉(ボルシアMG)、DF中山雄太(ハダースフィールド)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(フライブルク)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF久保建英(ソシエダ)、FW前田大然(セルティック)にオーバーエイジの吉田、酒井、遠藤も含めて13人。26人枠のちょうど半数を占めており、兼任体制のメリットがカタールW杯に受け継がれることになった。

 森保監督は会見で、今回の選考について「これまでの活動、いまの選手が置かれている状況、W杯での戦いを見通した時、総合的に考えて今のベストということで選考させていただいた。選考としては個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなぐことができる、連係連動できる、組織力として個の力を活かせる選手を選考した」と説明。「難しかったポイントとしては全てのポジションで26人に入っていてもおかしくない選手が多くいるので、そこで誰を選ぶかというところでは非常に難しさがあった」と振り返った。

 またロシアW杯経験者が少ない編成については「そこは本当に議論になった。選ぶ時にW杯経験者がいなくなることはメンバーを見た時にわれわれも考えるポイントの一つとして話し合った。経験者の力を借りて戦いたい選択も、こうやって選んでおきながらまだまだ考えているところもある」とした一方、「経験者の経験は非常に大切だが、経験がない選手のW杯で活躍したい野心に期待してメンバー選考に至った」と話した。

(取材・文 竹内達也)

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