MF久保建英(ソシエダ)が13日、“カタール仕様”でW杯に臨む日本代表チームに合流した。

　前日12日深夜にドーハ入りした久保は、13日のトレーニングから参加。10月下旬に負った左肩脱臼の影響も懸念されていたが、鳥かごやパスアンドコントロールのメニューまで全体練習に加わり、状態の良さをアピールしていた。

　また9月のドイツ遠征から変化したのは、しっかりと生え揃った口ヒゲと顎ヒゲ。これまで顎ヒゲを伸ばしている時期もあったが、その風貌はラ・リーガの舞台で見せる堂々としたプレーと同様、これまで以上に貫禄を帯びていた。

　突然のイメージチェンジは、ヒゲを伸ばす文化の中東開催W杯を意識したものか。しかし、久保の答えは違った。

「みんなに言われるんですけど、剃るのが面倒くさくて……」

　その動向には周囲からも注目が集まっていた様子だが、当の本人は「ちゃんと大会前になったら剃ろうと思ってますけど、最近生えてくるようになって。特に何か伸ばそうとは思ってないです。あんまり似合ってないなと自分でも思っているんで」と自嘲気味。それでも報道陣から「格好いいですよ」とフォローが入ると、「じゃあ伸ばしますか。考えます」とサラリと返した。

　また12日深夜のドーハ入り時には、ホテル入りでかけていたサングラス姿も話題を呼んでいた。

　これも実は「機内でたまたま感染症対策でつけてたのを外すのが面倒くさかった。特に深い意味はない」と久保。中田英寿、本田圭佑といった過去のW杯スターに重ねる報道陣の質問も「お二方とはそもそもタイプが違います」とサラリとかわしつつ、「サングラスというか伊達眼鏡なんですけど。夜だから暗くて、色が黒だからそう見えちゃっただけで特に意味はないです」と話した。

(取材・文　竹内達也)

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