beacon

“仮想ドイツ戦”で麻也が残念がった“誤算”「ちょっと肩透かしというか…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ランニングするDF吉田麻也

 “仮想・ドイツ戦”は収穫もあれば、消化不良な部分もあった。日本代表DF吉田麻也(シャルケ)は代表合流前最後のリーグ戦でバイエルンと対戦。結果は0-2の敗戦だったが、今季初めてブンデスリーガで戦う吉田にとっては10連覇中のドイツ王者との初対決だった。

 23日のカタールW杯初戦で日本と対戦するドイツ代表にはバイエルンの選手が7人名を連ねており、そのうちFWトーマス・ミュラーを除いて、GKマヌエル・ノイアー、MFヨシュア・キミッヒ、MFレオン・ゴレツカ、MFジャマル・ムシアラ、MFセルジュ・ニャブリ、MFレロイ・サネの6人がシャルケ戦にも先発していた。

「映像で見ているものと実際にピッチで肌で感じるものは全然違う。ある程度、映像でこういうタイプというのは把握していたし、戦ったことのある選手もいたけど、イメージがより膨らんだ」。バイエルンを“仮想・ドイツ”に見立てたとき、日本代表のキャプテンにとっては大きな意味のある一戦だった。

 同時に「こんなもんじゃないだろうなという危機感も持っている」と指摘。特にドイツ代表ではボランチの主力を担うキミッヒがシャルケ戦は右サイドバックでプレーしていたのは“誤算”でもあった。

「キミッヒのところをどうするかがポイントになると思う」。ドイツ戦のカギを握るであろう中盤の攻防。「真ん中で来るかなと思ったらサイドバックだったのでちょっと肩透かしというか、シミュレーションしたかったなというのはあった」と残念がった吉田だが、「キミッヒとやるのは初めてだったので、こういうタイミングでボールを出してくるんだなとか、こういう体の向きでボールを受けて視野を取ってくるんだなというのが分かっただけでも大きかった」と貴重な研究材料を得たようだった。

(取材・文 西山紘平)

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP