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板倉とのCBコンビで先発濃厚の吉田麻也「ここで頭と心のギアを上げないと」

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日本代表DF吉田麻也

 17日の国際親善試合・カナダ戦(ドバイ)で負傷明けのDF板倉滉とセンターバックを組むことが有力になった日本代表キャプテンのDF吉田麻也(シャルケ)は「(板倉)滉のコンディションに関してはずっと確認している」と、カナダ戦が重要な実戦のチャンスであることを強調した。

「当たり前だけど、2か月間、試合から離れていればアジャストする感覚も含めて時間がかかると思う。だからここで1試合することはチームにとっても、彼にとっても大事」と、この試合の意義を語った。そして、「日本はケガ人が多いので、ケガから帰ってきた選手が試合勘を取り戻さないといけない。その確認と同時に、W杯に出るレベルのチームと戦うことで頭と心のギアを上げていかないといけない。W杯に出るカナダとやれるというのはすごく良いと個人的に思う」と語った。

 カナダ戦ではカタールW杯初戦のドイツ戦を見据えた現実的な戦い方を整理していくと同時に、別のチャレンジができる場でもあると捉えているようだ。

 カナダ戦の向こうにドイツ戦を見据える吉田は「ずっと守備だけするというのは間違いなく厳しい。(日本にはボールを)つなげる選手たちがそろっているし、どこまで現実的にプレーするか、どこまで勇気を持ってつないでいくか。理想と現実のバランスがすごい大事になってくると思う」とコメント。そのうえで、「9月(の2試合)が良かった分、もう1回、気を引き締めて、ここでもう1回ギアを上げて本大会に臨まないといけないと思うし、そうでないと戦えない相手だということも自覚している」と表情を引き締めた。

 吉田にとってW杯は3度目となる。チームが掲げる目標と選手のマインドについて聞かれると、「極端に大きな夢を掲げている人もいないけど、極端にネガティブな選手もいない。でもやっぱり現実問題、戦わなきゃいけない相手がすごく難しい相手だということは分かっている」と状況を説明。「身の丈に合ったサッカーをしなきゃいけないことも分かっている。ただ、その中でサプライズを起こしたいという強い野心も持っている。バランス的にはすごくいい」と語った。

(取材・文 矢内由美子)

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