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ポストプレーで起点になった上田綺世、A代表初ゴールはW杯本番にお預け

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後半から途中出場したFW上田綺世

[11.17 国際親善試合 日本 1-2 カナダ ドバイ]

 後半開始から1トップで途中出場した日本代表FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)は屈強なカナダ守備陣相手にもポストプレーで起点になるなど、最前線で体を張った。

 後半14分にはMF柴崎岳の縦パスをワンタッチで落とし、MF南野拓実のシュートチャンスを演出。「他のFWを見ても、自分のスタイル的に求められているのは分かっていた」というポストプレー。その後も中盤からパスを引き出そうと動き出しを繰り返した。

「(柴崎は)時間がなくても合わせてくれるし、合わせやすいのは分かっていた。それは(鎌田)大地くんもそう。技術のある選手とやるときは分かりやすく動いている」

 しかし、その後はなかなか決定的なチャンスが生まれず、悔やんだのは後半44分のシーン。DF山根視来のシュートがポストに当たった場面で跳ね返りに詰めることができなかった。「(山根)視来くんのシュートのこぼれもそうだけど、ああいうところで決めていけるのが結果を残せる選手」と悔しがった。

「自分でキープしてクロスとか、チャンスを作り出すのも一つの仕事。ミドルシュートもそうだし、シュートまで持っていくところはもう少しできたのかなと思う」。消化不良の45分間でA代表初ゴールもお預け。W杯本大会でゴールネットを揺らす瞬間を日本中のだれもが待っている。

(取材・文 西山紘平)

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