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三笘、守田、遠藤はW杯ドイツ戦間に合うか…森保監督「回復できれば即合流は問題ない」

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MF三笘薫(ブライトン)、MF守田英正(スポルティング)、MF遠藤航(シュツットガルト)

 日本代表は国際親善試合・カナダ戦(●1-2)から一夜明けた18日、カタールW杯初戦のドイツ戦に向けてオフを取った。一方、体調不良で合流が遅れていたMF三笘薫(ブライトン)は初めてドーハの練習拠点に登場し、ランニングなどの個人練習をスタート。脳震盪からの復帰プログラム中のMF遠藤航(シュツットガルト)、左ふくらはぎの違和感で別メニューが続いているMF守田英正(スポルティング)も姿を見せた。

 練習拠点で報道陣の取材時応じた森保一監督は23日に控えるカタールW杯初戦のドイツ戦に向けて、「彼らの起用も含め、状態を見極めた上でドイツ戦に行きたい」と起用の可能性を示唆。「カナダ戦にはチームとして合流できなかったが、この活動のW杯直近まで自チームでプレーできていた。回復ができれば即合流ということは問題ないと思っている」と展望を述べた。

 一方、カナダ戦では膝の側副靭帯損傷によって長期離脱していたDF板倉滉(ボルシアMG)とFW浅野拓磨(ボーフム)、右膝負傷で所属チームの公式戦を欠場していたMF田中碧(デュッセルドルフ)が揃って先発出場。カナダ戦に帯同しながらも別メニュー調整が続くDF冨安健洋(アーセナル)の状態は気掛かりだが、アクシデントが続いていたチームにとっては大きな助けとなった。

 森保監督は試合を終えた3選手の状態について「リバウンドもない」と断言。「本人たちの試合の出場経験が空いていた中、カナダ戦で強度の高い試合でプレーできたことは自信になっていると思うし、3人の顔を見ても非常にいい顔をしていた。W杯に向けて手応えとなる上げ方ができていることがうかがえる」と前向きに話した。

 またチーム内に負傷者が続発している現状についても「想定外はいつもあるので当たり前だと思っている。これまでの活動を振り返っても、毎回メンバー発表をした後にメンバーが変わっているし、最終予選もいわゆるレギュラー組だった選手が怪我で出られなくなった中でもチームとして誰が出ても勝つということをやってくれた。構想はあるので構想が崩れるのはチームにとって痛いことだが、それも含めて対処しながらやっていける選手層があるので自信を持っている」とポジティブな見通しを示した指揮官。「日本だけ怪我人が多いのであれば危機感も出てくるかもしれないが、どの国も怪我人が出ていたり、思ったように選手の状態が上がらないということが起きていることだと思う。その中でしっかり調整して、いまのベストをどれだけ発揮できるかが大切だと思うので、そこだけに自信を持って集中してやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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