左ふくらはぎの違和感でドーハ入り初日から別メニューが続き、前日21日から全体練習に合流した日本代表MF守田英正(スポルティング)がドイツ戦前日の練習前に取材に応じ、「100%に近い状態で戻ってこられた。問題ないです」と語った。ドイツ戦に向けても「僕は出るつもりでやってきた。メンバーがどうなるかは分からないが、出られるとうれしいし、そこに向かって準備している」と“出陣OK”を強調した。

　10月26日の欧州CLトッテナム戦で左ふくらはぎを痛めて途中交代。3試合の欠場を挟んでリーグ戦で復帰したが、同じ箇所に違和感が出た。左ふくらはぎはこれまでに何度も負傷している“泣きどころ”。カタールW杯期間中の再発をさけるべく、慎重にリハビリを進めてきた。

「痛みではなかったが、違和感があった。それがいつなくなって、いつ復帰できるか分からないところがあったので、その不安はあった。少しずつできることが増えて、昨日(21日)は頭から合流できた。サッカーをできる喜びを感じて今はうれしい」

　試合から離れていたのは1週間あまりだが、別メニュー期間中は強度が低かったため、唯一、「心肺機能のところに懸念がある」とは言うが、態勢は整いつつある。W杯は既に20日に開幕しており、「(装飾が)W杯仕様になっていたり、各国の観客が来ていて、W杯らしくなってきたと思う」と盛り上がりも感じている。

「あこがれを持って子どもの頃からやってきたW杯。チームとしてベスト8に行くという目標を掲げてきて、新しい歴史をつくるに当たって自分がそこに関われるのは最高なこと。僕個人としても自分の価値を勝ちを上げていける大事な大会だと思う」と意気込んだ。

(取材・文　矢内由美子)

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