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“地元”アジア勢の大苦戦に吉田麻也が決意「我々はアジアの代表」森保監督は「我々は我々」

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森保一監督とDF吉田麻也(シャルケ)

 日本代表森保一監督とDF吉田麻也(シャルケ)が22日、カタールワールドカップ・グループリーグ初戦ドイツ戦(23日・ハリファ)の前日会見に出席した。20日に開幕を迎えた今大会では開催国カタール、FIFAランクでアジアトップ20位のイランがすでに連敗。アジア勢の苦戦が目立っている中、吉田は「我々は日本の代表だがアジアの代表」と決意を示した。

 今大会にはアジアサッカー連盟(AFC)圏内から日本をはじめ、開催国カタール、イラン、サウジアラビア、韓国、オーストラリアの6か国が出場。ここまでは開幕戦でカタールがエクアドルに0-2で敗れ、大会2日目にはイランがイングランドに2-6で大敗するなど、アジア勢にとって厳しいスタートとなっている。

 アジア最終予選をグループ首位で通過し、欧州列強の一つであるドイツに挑む日本にとっても
この結果は重い。前日会見では、海外メディアからアジア勢の苦戦に関する質問が飛び、吉田は英語で「非常にタフだと思う。しかしこのような状況も起こる。イランの試合もカタールの試合も見た。アジアの国には厳しいところがある」と答えた。

 もっとも、吉田はさらに言葉を続けた。「願うのは多くのファンがアジアの国から来てくれること。インドやフィリピンからも多くのサポーターが来ている。我々は日本の代表だがアジアの代表でもある。アジアの選手、ファンがサポートしてくれると思う」。アジア勢の責任を背負った主将は「ドイツは強い国なのでサポートしてくれれば」とアジア出身のサポーターに応援を求めた。

 一方、森保監督は日本としての戦いにフォーカスした。「カタール、イランの試合は結果、内容ともに我々がどう戦っていくかを考える材料。アジア予選を突破してW杯という世界に挑める大舞台に立ったということで、アジア一つになってアジアのレベルを示したいというのはある」としながらも「我々は我々」と断言。「戦い方を参考にした上で、これからのドイツ戦に挑まないといけない」と力を込めた。

 また指揮官は「勝つために戦う気持ちは変わらない。ただ相手が強いということもしっかり認識しないといけない」と指摘。「我々は“いい守備からいい攻撃に”ということがまさにW杯で勝つために絶対的に必要なことだと捉え、積み上げてきた。主体的に戦うということで、攻勢か守勢かはいろいろあるが、我々はどういう流れになっても、自分たちが何をしないといけないかを考え、粘り強く、我慢強く戦えるよう準備しておかねばならない」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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