リバウンドもなかった。左膝内側側副靭帯部分断裂による長期離脱から復帰後初のフル出場となったドイツ戦(○2-1)を終え、日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は「膝は全然大丈夫。日に日に良くなっている」と強調。「ケガ明けで初めての90分だった。90分やることでコンディションも上がるし、次はさらにコンディションが上がった状態で臨めると思う」と、27日のコスタリカ戦を見据えた。

　中3日の連戦となるコスタリカ戦はターンオーバーが予想されるが、故障の不安もなく、コンディションが上がっている板倉は連続先発となる可能性もある。「オリンピックは中2日。それと比べたらプラス1日あるし、全然違う。ちゃんとリカバーして準備できると思う」と、中2日の6連戦だった東京五輪を引き合いに出し、連続出場にも意欲を見せた。

　コスタリカの印象については「分析は始めているし、準備もしている。個人個人のレベルが高いし、守備陣は1対1で負けないことが大事」と指摘。コスタリカは初戦でスペインに0-7で大敗したが、「間違いなく難しい。コスタリカは次の試合、勝ちに来るし、そういうメンタリティーで来る。タフな試合になると思うし、しっかり気持ちの部分を準備したい」と表情を引き締めた。

(取材・文　西山紘平)

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