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きょうアジア杯初陣へ…U-20日本代表FW北野颯太が語る“背番号10”の重み「番号にふさわしい結果は出す」

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FW北野颯太(C大阪)

「すごい楽しみにしていました」

 U-20日本代表のFW北野颯太(C大阪)はそう言って満面の笑顔を浮かべ、AFC U20アジアカップの開幕が待ちきれない様子だった。

 1次予選に続いて冨樫剛一監督から託された背番号は「10」。多くの名手が背負ってきた数字の意味はわかっている。1次予選ではそこまで重く考えていたわけではないが、いざ試合が始まってみると、いつもと違うものはあったと振り返る。

「自分は重圧とか感じるタイプじゃないはずなんですけど、1次予選のとき『なんかいつもの自分と違ってるぞ』と感じて、『これが代表で10番着けるということなんだ』と思った。その経験があるので緊張したりとかはないと思いますけど、責任ある番号にふさわしい結果は出すつもりです」(北野)

 1次予選では北野に限らず思うようなプレーを出せない試合も多かったが、「それも良い経験になっている」(北野)。今回は体調の調整も含めて順調に進んでおり、「今日も良いトレーニングができた実感があるし、チームとして仕上がってきた感覚がある」と手応えを感じている。

 その上で、この大会に懸ける思いを初戦から全力でぶつけていくつもりだ。

「U-20W杯はサッカー人生を大きく変えられる大会。みんなが出たいと思っている大会だと思うし、簡単に出られる大会でもないのは分かっている。でも、アジアを取れる実力があるチームだと思うし、1試合ごとに成長して力強いチームになればW杯もいけるし、優勝もできると思っています」(北野)

 まずは中国との初戦を制して波に乗る。日本代表の10番は、「結果を出すことにこだわりたい」と熱い思いを胸に秘め、アジアの戦いに臨む。

(取材・文 川端暁彦)
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