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森保監督、“空席”新10番の行方は「協会の担当者に全て任せている」ゲーム主将は遠藤航を任命へ

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MF遠藤航(シュツットガルト)がゲームキャプテンを担当

 日本代表森保一監督が23日、キリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(24日・国立)の前日会見を行い、ゲームキャプテンをMF遠藤航(シュツットガルト)に任せる方針を明かした。今回の活動ではカタールW杯までチームキャプテンを務めていたDF吉田麻也(シャルケ)の招集見送りを受け、主将が空席となっていた。

 遠藤は吉田が不在だった昨年1〜2月のカタールW杯最終予選で、森保監督の指名によりチームキャプテンを務めていた。森保監督は「航はチームキャプテンになるだけの経験があるし、キャラクター的にもできると思うし、実際にプレーも背中で見せられる素晴らしいプレーをしている。キャプテンにふさわしい選手だと思っている」と説明した一方、チームキャプテンを任命しない理由も続けて語った。

「チームづくりの中でいろんな選手を見ながら決めていくことと、今回の招集もこれからこの選手たちの招集が完全にベースだということではないし、まだまだ力のある選手はいる。将来的に選手層の幅、戦術の幅を広げながら最強、最高のチームを作っていくということで活動している中、キャプテンという決め方をしてもいいが、それぞれがこの競争の中でオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチでチームのために責任を持って言動してもらい、決めていくということでもいいのかなと思い現在は決めていない」

 加えて森保監督はチームキャプテンの任命時期について「現在は決めていない。そのタイミングが次の活動になるか、(28日の)コロンビア戦になるか、その次の活動になるかは決めていない」と述べるにとどまった。

 またこの日の会見では、これまでMF南野拓実(モナコ)が着けていた背番号10番が不在となっていることへの質問も上がった。森保監督は「実は背番号は私は報告を聞いているだけで協会の担当の方に全て任せている。担当者と選手がコミュニケーションを取った上でということで決まっている。私自身は確認して承認しているだけ」と説明した上で「10番という部分ではチームの立ち上げの中でいろんな選手を見ながら決めていくというところ」との見解を示し、「メディアの皆さんにとって10番、キャプテンはポイントとして伝えてもらうためには何か決まったことをお伝えできればいいが、チームづくりの中で選択肢を持って決めているということで理解してもらえれば」と話した。

(取材・文 竹内達也)

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