日本代表MF三笘薫も、野球日本代表の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」優勝に感動していた。22日の合宿3日目を終えた後、「日本らしい野球をして感動しました」と語った。

　キリンチャレンジカップへの調整を進める日本は22日に合宿3日目を迎えた。練習の直前には、野球日本代表がWBC決勝でアメリカと対戦。激闘の末、3-2で勝利を収め、2009年大会以来となる3大会ぶり3度目の優勝を達成していた。

　森保一監督も「国民の一人として勇気と感動を頂きました。活躍に、がんばりに感謝したい」と語る中、日本代表メンバーたちもやはり野球を観戦していたようだ。

　三笘は「準決勝も決勝もギリギリの戦いで、いろんな選手がつないで結果を出していた」と語る。野球日本代表は逆境からの復活劇でも感動を呼んだ。内野手・村上宗隆は今大会で不調が続いていたが、大会終盤に栗山英樹監督の起用に応える活躍。準決勝でサヨナラ決勝打を放ち、決勝では待望の今大会1号となる同点ソロホームラン。全員が粘り強く戦った様子に、三笘も「そういう日本らしい野球をして感動しました」と思いを語った。

　カタールW杯でサッカー日本代表が躍進した後、野球日本代表もWBCでの活躍を誓っていた。今度は再び、サッカー日本代表が“正のサイクル”で活躍する番だ。「僕たちも、野球の次はサッカーと思ってくれるように結果を出したい」。三笘は力強く、日本代表の躍進を強調した。

(取材・文　石川祐介)