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A代表デビューから連続出場…DF瀬古歩夢「成長してまた帰ってきたい」

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日本代表DF瀬古歩夢(グラスホッパー)

[3.28 キリンチャレンジ杯 日本 1-2 コロンビア ヨドコウ]

 日本代表DF瀬古歩夢(グラスホッパー)は後半14分、左サイドバックで先発したDFバングーナガンデ佳史扶の負傷交代に伴い、左センターバックで出場した。先発でA代表デビューしたウルグアイ戦(△1-1)での課題を踏まえ、縦パスへの意識を高めてピッチに立ったが、勝利に導くことはできなかった。

 瀬古は試合後、攻撃面での関与について「ボールを持った時に極力前に入れるようにしていたけど、合わなかったりが多々あった」と反省。「どういうふうに崩していくかは自分たちも試行錯誤しながらやっている」と述べ、「もっとチームとして共通理解を持ってやっていければもっといい形で崩せるし、もっと得点が生まれるんじゃないかなと思う」と先を見据えた。

 全体としてはウルグアイ戦よりボールを効果的に前に運べる場面もあり、相手の出方に応じたポジショニングも見られた。瀬古自身も「前回よりもサイドに開いてボールを受けたり、状況を見てサイドバックが中に入っていくというのは意図的にやっていたので、前回よりボール回しもうまくいっていた。次の活動でもどんどんやっていけば良くなると思う。今日の試合で手応えを掴めたのでよかった」と前向きに語った。

 だが、後半16分の失点シーンでは自身が食いついたところの裏を突かれるなど、ウルグアイ戦に続いて守備対応の課題も浮かび上がった。瀬古は「今回の活動で初めて代表デビューさせてもらって、この2試合でアピールしようとはしたけど、自分も物足りなさを感じた」と認識。6月の活動に向けて「チームに帰って試合に出続けて成長してまた帰ってきたいと思ったし、自分の目標は次のW杯なので、残り3年半、もっともっと成長して、一回一回の活動を大事にしていきたい」と奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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