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得点狙うU-20日本代表“ラストピース”福田師王「どんな形であろうと点を決めて、チームを勝たせることがおれの仕事」

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FW福田師王(ボルシアMG)

 追加招集でU-20ワールドカップメンバー入りを果たしたFW福田師王(ボルシアMG)は「呼ばれたからには、どんな形であろうと点を決めて、チームを勝たせることがおれの仕事。点を決めて、チームを勝たせることしか考えていない」と力強く活躍を誓った。

 U-20日本代表は21日にU-20W杯初戦でU-20セネガル代表と対戦する。チームは12日から現地入りし、13日から直前キャンプをスタート。15日にU-20アルゼンチン代表と対戦し、16日はリカバリーに当て、17日からは大会側が指定した場所での本格的な練習が始まった。福田は17日のシュート練習で鋭く重いシュートを連発。コンディションは上向きで、チームにもすばやく順応している様子を見せた。ドイツから直接アルゼンチンにわたり、時差ボケも感じていないという。

 世代別代表での大会出場は2020年2月の日ASEAN 青少年交流大会以来。しかしそこで親交を深めたMF松木玖生(FC東京)やDFチェイス・アンリ(シュツットガルト)の存在に助けられている。「松木玖生選手やチェイス・アンリ選手は、高校時代からの大先輩。リスペクトしていた選手でもありますし、そういう選手がいてよかった」。2人の選手のおかげでスムーズにチームに入れたようだ。

 21年度の総体では、高校3年の松木と2年の福田が5得点でともに得点王に輝いた。その実力を知る松木は、代表チームでの再会にも福田を心配していない。「全然(チームに)入れています。やはり彼はストライカーとしてここに来ている。得点にも貪欲になっていました。彼の特長を自分がうまくコントロールしていければ、チームが良くなると思う」。ひとつ上の先輩、そしてチームのキャプテンとして、その真価発揮に一役を買うつもりだ。

 福田にとって3月のU20アジア杯は画面越しに見た大会だった。「強かったですね。いいチームワークだなと思いました」と感想を語る。チームのラストピースとして、追加招集でU-20W杯へ。「この半年、ドイツでやってきたその違いを見せたい」。国際大会での活躍に貪欲な姿勢を見せた。

(取材・文 石川祐介)
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