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U-20アルゼンチンに敗戦もU-20日本代表・冨樫監督は「手応えあった」、散髪済ませた選手たちは雨の練習にも笑顔

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U-20日本代表が雨の中で練習

 U-20日本代表の冨樫剛一監督は19日、21日に行われるU-20ワールドカップのグループリーグ初戦・U-20セネガル代表戦を前に、オンライン会見に出席した。

 時差ボケやコンディションを整えるために、初戦の10日前に現地入りしたチームは、13日から本格的に練習をスタートさせた。15日にはU-20アルゼンチン代表と練習試合を行うも1-2で敗戦。しかし冨樫監督は「『勝たなければいけないよね』という言葉が出るくらいの、選手たちにとっては手応えのあったゲーム」と総括する。一年前にもアルゼンチンと対戦した当時を振り返りながら、「選手たちが自分たちからアクションを起こしていくようなゲームというところが大きかった」とたしかな成長を認めていた。

 アフリカ王者・セネガルとの初戦は、グループリーグ突破の勢いを大きく左右する試合となる。指揮官は「一番はハイプレッシングとカウンター。そこをいかに自分たちが消しながら攻撃に出られるか、というところが一番肝になる」と分析。日本のボール保持時間が長くなることを予想しつつ、そこからのカウンターを浴びないようなリスクコントロールを選手に求めた。

 17日からは大会側が指定する練習場での活動がスタートしている。チームは17日こそ公開練習を行っていたが、18日からの練習は冒頭15分のみ公開し、残り時間は非公開と厳戒態勢が続く。一部の選手は散髪でリフレッシュした中、19日の練習は大雨に見舞われたものの、笑顔で練習をこなしていた。

 日本は21日に初戦のセネガルと対戦。24日の第2戦でコロンビア、27日の第3戦でイスラエルと対戦する。

以下、U-20W杯の日本代表メンバー21人
▽GK
12 彼島優(流通経済大)
1 木村凌也(日本大)
21 春名竜聖(水戸)

▽DF
4 菊地脩太(清水)
2 松田隼風(水戸)
15 屋敷優成(大分)
3 田中隼人(柏)
13 チェイス・アンリ(シュツットガルト)
19 高井幸大(川崎F)
16 高橋仁胡(バルセロナ)

▽MF
14 永長鷹虎(川崎F)
7 松木玖生(FC東京)
5 山根陸(横浜FM)
8 佐野航大(岡山)
17 松村晃助(法政大)
20 安部大晴(長崎)
6 福井太智(バイエルン)
10 北野颯太(C大阪)

▽FW
11 坂本一彩(岡山)
18 熊田直紀(FC東京)
9 福田師王(ボルシアMG)

(取材・文 石川祐介)
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