beacon

森保Jがパナスタでペルー戦前日練習…4-1-4-1継続で先発大幅入れ替えへ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ペルー戦の前日練習を行った日本代表

 日本代表は19日、大阪府のパナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップ・ペルー戦の前日練習を行った。冒頭部分の約10分間が報道陣に公開され、別メニュー調整が続いていたMF川崎颯太(京都)を含む25人が全体メニューに参加。ランニングやボール回しでウォーミングアップした。

 森保一監督は前日練習に先立って行われた記者会見で、引き続き4-1-4-1の布陣を採用する一方、エルサルバドル戦(○6-0)からの大幅なメンバー変更を明言。これまで共にプレーする機会が少なかった選手の連係を向上させるべく、非公開部分で戦術的なトレーニングを行ったとみられる。

 18日のトレーニングでは11対11のミニゲームを報道陣に公開。主力組にはGK中村航輔(ポルティモネンセ)、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)、DF谷口彰悟(アルラーヤン)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF菅原由勢(AZ)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、FW古橋亨梧(セルティック)が入っており、ペルー戦での先発が有力となっている。

 対戦相手のペルーはFIFAランキング21位で、20位の日本とほぼ同格。昨年末のカタールW杯では南米予選5位に終わり、大陸間プレーオフでオーストラリアに惜敗を喫したが、今年に入ってからはドイツに善戦しての0-2敗戦、W杯4位のモロッコに0-0の引き分けと、強豪国にも渡り合える難敵だ。

 森保監督はこの日の会見で「ペルーは非常に強いチームだという認識を持っている。強固な守備を持って、非常に失点の少ないチームで、強固な守備から鋭いスピードのある攻撃、ダイレクトに相手のゴールに向かっていくダイナミックな攻撃を仕掛けられるチーム」と警戒。また選手からも「中盤の激しさはすごく感じた」(板倉)、「守備でボールに強く来る」(三笘)という声が挙がっており、球際の激しさをどういなしていけるかがテーマとなりそうだ。

 そんなペルーは長距離移動を経て敵地に乗り込んだ16日の韓国戦に1-0で勝利し、勢いを持って日本戦に臨んでくる。森保監督は韓国戦でのペルーについて「ペルー国内外から選手が集まっていると思うし、長距離移動、時差、気候の違いという部分でコンディションは100%ではなかったのかなと思って見ていたが、それでも勝ち切る強いチームだなと感じた」と印象を述べつつ、「コンディション的にはわれわれと戦うときのほうが良くなると思うので、韓国戦よりもペルー代表が強いチームになっているという覚悟を持って明日の試合に臨みたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

TOP