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新主将としての“初陣”で必勝誓う遠藤航「いろいろ試す状況でも勝利にこだわる試合に」

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日本代表MF遠藤航

 新キャプテンとして出場する”初陣”になる。20日のペルー戦(パナスタ)で先発濃厚の日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)は「いろいろ試す状況だけど、キャプテンとしては勝利にこだわる試合にしないといけないし、チャレンジしながらも明日は勝利にこだわって戦いたい」と必勝を誓った。

 第2次森保ジャパン初陣となった3月24日のウルグアイ戦(△1-1)もキャプテンマークを巻いて先発した遠藤だが、3月シリーズはあくまでゲームキャプテンという立ち位置。今回の合宿初日のミーティングで森保一監督から正式にチームキャプテンに任命された。

 15日のエルサルバドル戦(○6-0)は欠場したため、ペルー戦がチームキャプテンとして臨む初めての試合。ポジションは4-1-4-1のアンカーに入り、MF鎌田大地、MF旗手怜央と中盤を構成することになりそうだ。

「2人の良さをどうやって出すか。新たなチャレンジというか、いろんな組み合わせを試していると思う」。4-1-4-1はW杯アジア最終予選の途中から一時期、採用していたシステムだが、当時は遠藤、MF守田英正、MF田中碧という組み合わせ。より攻撃的な選手がインサイドハーフに入ることで、攻撃に厚みを加え、主体的なサッカーにトライしようとしている。

 日本代表では歴代のキャプテンであるMF長谷部誠やDF吉田麻也とも一緒にプレーしてきた遠藤は「ハセ(長谷部)さんや(吉田)麻也さんがキャプテンをやっていたときのチームとは選手も違うし、真似をしてうまくいくとも思わない」と指摘。「自分もそこはまだ探りながらというか、正解はないし、何が最適か常に探しながらだと思う」と、理想のキャプテン像を模索する最中だ。

「最終的に自分がどういうキャプテンになっているか。(理想のキャプテンについて)聞かれると、背中で引っ張るみたいなことを何となく答えていたけど、実際はどうなんだろうということは実際に(キャプテンに)なってから考えたりもしている。正解がない中で、皆さんも見守ってほしい」。そう笑顔で報道陣に話した遠藤。新キャプテンとしての”初陣”をまずは勝利で終える決意だ。

(取材・文 西山紘平)

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