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森保Jで両ウイング、インサイドMF、左SBにもトライ…中村敬斗「生き残っていく上でプラスになる」

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日本代表FW中村敬斗(LASKリンツ)

 日本代表FW中村敬斗(LASKリンツ)が19日、キリンチャレンジカップ・ペルー戦(パナスタ)の前日練習を終えて報道陣の取材に応じ、パナソニックスタジアム吹田への帰還に「代表として帰って来られるのが一番だなと思っていたので、それが実現できて嬉しい」と喜びを語った。

 中村は15日に行われたキリンチャレンジ杯・エルサルバドル戦で後半開始から出場し、A代表2試合目での初ゴールを記録。「ああいうビッグチャンスを決めるか決めないかで、本当にこれからが変わってくると思っていたので、決められたのは大きい」と自信を深め、パナスタに帰ってきた。

 今回の活動中は試合に出場した左ウイングだけでなく、練習中には右ウイング、インサイドハーフ、左サイドバックも経験。特にインサイドハーフではボールの引き出し方、シュートへの持ち込み方で光るものを見せていたが、「二つ以上のポジションができることが生き残っていく上でプラスになる」と前向きに受け止め、A代表での貴重な時間を過ごしているようだ。

 左ウイングには絶対的な存在としてMF三笘薫(ブライトン)が君臨しているため、ポリバレントな能力は差別化にもつながる。「元々ウイングってタイプじゃないと思うし、どちらかというとゴール前で仕事をするのも大きな武器。逆サイドに自分で展開してペナルティエリアにスプリントで入っていくというのは2年半オーストリアに来てからずっと意識してきた部分。それが今年は結果につながったと思う」。そうしたプレーはインサイドハーフでも活きることになりそうだ。

 ペルー戦に向けたミニゲームではサブ組に入っており、パナスタのピッチに立てるかどうかは状況次第。それでも中村は「毎回メンバーが変わる中で毎回の活動に選ばれるように頑張りたい。今回2回続けて呼んでもらえたので、2回目で結果を残せたのはよかった。次の活動にも選ばれるように目の前の活動に集中して頑張りたい」とアピールに燃えている。

(取材・文 竹内達也)

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