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[SBSカップ]U-18日本代表初招集のCB中光叶多(広島ユース)は手応えも得る3試合。「また代表に呼ばれるようにやっていきたい」

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U-18日本代表初選出のCB中光叶多(広島ユース)は成長して代表チームに戻ってくることを誓った

[8.20 SBS杯第3節 U-18日本代表 2-2(PK3-5)U-20関東大学選抜 エコパ]

 悔しい2位フィニッシュ。だが、手応えも得る代表活動になった。CB中光叶多(広島ユース)はU-18日本代表初選出。「2023 SBSカップ国際ユースサッカー」で全3試合に先発出場し、MF大関友翔(川崎F)、MF鈴木陽人(名古屋U-18)に次ぐ228分間プレーした。

 代表デビュー戦となったU-18韓国代表戦は硬さもあって自分のプレーを上手く出せず、ラインコントロールができていない部分があったと感じている。後半立ち上がりに失点。中光は後半に自身のプレーを改善したが、0-1敗れた。

「後ろの対応をもう少ししっかりしていれば、この大会、(チームとしても)もう少し良い入りができたんじゃないかと思います」と反省。だが、プレミアリーグWESTで対戦しているFW神田奏真(静岡学園高)ら比較的早くチームに馴染むことができ、際の強さや守備の対応力、ビルドアップといった特長を随所で発揮していた。

「結構、日本代表でやっている守備やビルドアップはは、サンフレッチェでやっていることと似ているところがありました。初代表だったんですけれども、自分のプレーは出せたと思います」

 U-20関東大学選抜との最終戦も相手の攻撃を良く跳ね返していた。2失点は中央が崩されたものではなく、中光は同点後、ゴール前でチームメートとともに粘り強い守備。相手のセットプレーなどに対応し、勝ち越し点を許さなかった。

 その球際の強さやビルドアップ、184cmの高さを活かした空中戦は国際大会でも通用したという手応えがある。「逆に疲れている時の声かけは自分的には足りていなかったなというのがあったので、チームに持ち帰ってしっかりとやっていきたい。レベルアップをして、チームで結果を出して、また代表に呼ばれるようにやっていきたいです」。今回の代表活動は大宮トップチームでブレイク中のCB市原吏音らが不在。中光は広島ユースで必ず成長を示し、また代表チームに戻ってくる。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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