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W杯ドイツ戦を欠場した守田英正「無力の気持ちが強かった」再戦でアピールへ

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MF守田英正(スポルティング)

 日本代表は5日、カタールW杯以来の再戦となる国際親善試合ドイツ戦(9日)に向け、ボルフスブルクの練習施設で調整した。

 カタールW杯での日本の戦いぶりを受け、ドイツ側からのオファーで実現した敵地でのリターンマッチ。加えてドイツはカタールW杯でグループリーグ敗退に終わったあと、今年に入って国際Aマッチで1勝1分3敗と苦しい戦いを続けており、崖っぷちの立場で戦ってくることが想定される。

 練習後、報道陣の取材に応じたMF守田英正(スポルティング)は「前回勝ったことに関して(ドイツが)本気になってくる試合なので、甘んじることなく、W杯本大会の結果と内容を踏まえて戦うことが重要。そういうところを見せられれば」と意気込みを語った。

 守田自身はカタールW杯のドイツ戦を左ふくらはぎの違和感で負傷欠場。「自分が出ていない試合でチームが勝つことはもちろん嬉しいことだけではないので、もちろん選手としての悔しさを持っていないといけないと思う」と述べ、「すごいグループの中で勝ち進めたことはすごく素晴らしいことだったけど個人的には何もできなかったという無力の気持ちのほうが強かった。今回こういう機会があるので自分の力を見せたいし、アピールしたい」と闘志を燃やす。

 また日本にとってはカタールW杯で課題が残ったボールポゼッションに関し、第2次体制での成長も示したいところだ。第2次体制で主力としての立場を固めつつあり、ボランチでの出場が見込まれる守田にもビルドアップなどで大きなタスクが期待される。

 守田は「W杯の時はマンツーマン気味に行ったり、3バックを作ってみたいな感じで、引いた中からカウンターを狙うサッカーだった。今回どうなるかわからないけど、より攻撃的に自分たちがボールを握ったり、ゴール前に入っていく回数を増やしていかないといけないと思う。向こうがリベンジのような気持ちを持ってアグレッシブにくると思うので、それを受けるのではなく、自分たちも成長するという意気込みを持ちながら、課題に向かって戦っていくべきなんじゃないかなと思う」と戦い方の指針を示した。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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