beacon

森保J、ボルフスブルク初練習に26人全員合流! ドイツとの再戦へDF板倉滉「トライしながら勝ちに行きたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ボルフスブルクで初練習を行った日本代表

 日本代表が4日、ドイツ・ボルフスブルクに集合し、今月9日の国際親善試合・ドイツ戦に向けた初日のトレーニングを行った。初招集のDF毎熊晟矢(C大阪)を含む全26選手が集合。各選手は直近のリーグ戦による疲労から回復するため、2グループに分かれて軽めのメニューに取り組んだ。

 カタールW杯グループリーグ初戦での歴史的な逆転勝ちから9か月余りが経ち、ドイツ側からのオファーで実現した敵地でのリターンマッチ。UEFAネーションズリーグなどでスケジュールが埋まっている欧州勢と対戦できる機会は少なく、22人を占める海外組の移動負担も少ないため、森保ジャパンにとっても貴重なテストの舞台となる。

 日本での活動時は通常、所属先のリーグ戦を終えた選手たちが順次合流するのが通例となっているが、今回は26人全員が初日のトレーニングから参加。揃ってウォーミングアップを行った後、試合間隔の空いた12選手はボールを使ったメニューにも取り組み、さっそく調整のピッチを上げていた。

 ボールを使ったメニューに入ったのはGK練習を行ったシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、中村航輔(ポルティモネンセ)と、軽めのパス&コントロールを行ったDF谷口彰悟(アルラーヤン)、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF森下龍矢(名古屋)、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)、MF鎌田大地(ラツィオ)、MF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(フライブルク)、MF伊藤敦樹(浦和)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、FW浅野拓磨(ボーフム)の計12選手。所属リーグの隔てなく時折コミュニケーションを取りながら、リラックスムードでボールを蹴っていた。

 3月・6月シリーズで4試合連続フル出場し、第2次森保ジャパンの中核を担うDF板倉滉は「みんないつもより移動距離も短いし、時差もないので、本当にコンディションが非常にいい状態で集まっていると思う。今日の練習もそうだし、明日からも良いトレーニングができてくると思う」と欧州での調整に手応え。ドイツとの再戦に「非常に楽しみですし、ドイツとこうやって代表ウィークで試合ができるのは僕たちにとってはポジティブなことしかない」と前向きに語った。

 カタールW杯では前半に大きく押し込まれたことが課題に残ったが、「W杯の時ほど一方的な展開にはしたくないなという思いはもちろんある」と板倉。第2次体制ではボール保持のトライにも着手している中、「まずはどんどんトライしていくこと。もちろんW杯と今回はまた違った試合になると思うけど、W杯の時以上にトライできるようなことはたくさんあると思う。その中でも本当に勝ちに行けると思っていますし、普段からそういう相手とやっているので、もうそこに対しての驚きもないと思う。いろいろトライしながら勝ちに行きたい」と必勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集ページ
竹内達也
Text by 竹内達也

TOP