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2戦連続出場でパリ五輪に一歩前進…U-22日本代表DF木村誠二は高身長を活かすべく「チームでヘディングシュートの練習を」

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DF木村誠二

[9.12 U23アジア杯予選GL第3戦 日本0-0バーレーン マナーマ]

 フィールドでただ1人、2試合連続で先発出場したDF木村誠二(FC東京)が、0-0のスコアレスドローに貢献した。今大会で初めて夕方6時半キックオフという、暑さがより厳しい中での試合となったが、「2試合連続できついところもあったけど、そんなの関係なくやってやろうとした。結果、無失点に抑えられて良かった」と安堵感と充実感を漂わせた。

 先発起用の理由について木村自身は、「ヨーロッパ遠征などにずっと選んでもらって、試合に出続けてきた中で、ある程度信頼を勝ち取れているのかなというというところでもあるんですけど、何が決定打になったかは僕にはわからない」と言うが、186センチの長身はセットプレーのターゲットしての期待も大きい。

 ただ、この日のバーレーン戦では前半にあったCKのチャンスからヘディングシュートを打つ場面が前半17分、34分と2度あったが、いずれもGKに阻まれた。「セットプレーは常に僕らの強みと言っている。中でも僕は得点チャンスの多いところに入らせてもらうことが多かったので、今日も何本か触りましたけど、ゴールまでつながらなかったのは悔しい。こういう試合展開になると、セットプレーを1個決めるかどうかが重要になる。チームに戻ってヘディングシュートの練習をするなり、もう少し決定率を上げたい」と言う。

 次は来年4月にカタールで行われるU-22アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選)。その前に今年11月にはU22アルゼンチン代表との国際親善試合がある。所属チームに戻って練習からヘディングシュートを磨き、次はもっと成長した姿を見せるつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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