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旗手怜央が左ウイングで先発へ!! 森保監督「日常の延長で良さを」初招集FW奥抜の起用にも言及

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MF旗手怜央(セルティック)

 日本代表森保一監督は16日、キリンチャレンジカップ・チュニジア戦の前日会見を行い、本職不在の左ウイングにはMF旗手怜央(セルティック)を起用する方針を明かした。旗手は所属クラブでは4-3-3のインサイドハーフが主戦場となっているが、13日のカナダ戦でも4-2-3-1の左サイドで後半から途中出場していた。

 10月シリーズの日本代表は左ウイングの選手にアクシデントが続発。当初招集されていたMF三笘薫(ブライトン)は体調不良のため参加を見送ると、三笘に代わって追加招集されたFW奥抜侃志(ニュルンベルク)も体調不良のため練習合流が遅れ、カナダ戦で先発していたFW中村敬斗(スタッド・ランス)も左足首を痛めて途中交代していた。

 森保監督はこの日、チュニジア戦では「カナダ戦から総替えとまでは言えないが、入れ替えて戦いたい」と述べた上で、4-2-3-1のシステムで臨むことを明言。左ウイングの起用は「明日の試合は旗手怜央をスタート(先発)として考えて準備していきたい」と明らかにした。

 指揮官は旗手のカナダ戦でのプレーについて「左サイドのワイドなポジションを取って味方を動かすところ、ライン間に入ってプレーするところ、攻撃も守備も関われるところは途中出場でも見せてくれた」と手応え。「彼が日常的にセルティックでプレーしているのはインサイドハーフ、特に左のインサイドハーフだが、ライン間を取ってプレーするという点では左サイドのプレーでも、中に関わる、人を活かすところは日常の延長で良さを活かしてもらえると思う」と期待を示した。

 また「昨日の練習では4パターンほどプレーしている」といい、オプション布陣も用意している様子だ。カタールW杯前の第1次体制で左サイドを担っていたMF南野拓実(モナコ)についても「右で崩して左で決めるというところに絡んだり、ライン間で起点になってゴール前に出ていく良さを出してもらえる」と信頼を示した。

 さらに15日に練習に合流したばかりの奥抜の起用については「コンディション不良で、熱があったので合流はしていなかったが、昨日体調も良くなって別メニューで体を動かした。今日のトレーニングを見て、起用できるかを最終的に判断したい」と説明。「左サイドで起点になって、そこから縦に仕掛ける、中に切り込んでいってゴールに向かってプレーするというところで彼の良さを活かしてもらえる」と展望を述べた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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