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鈴木彩艶を先発起用へ、GKの競争促す森保監督「アジア杯やアジア予選でベストな選択をできるように」

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日本代表GK鈴木彩艶

 日本代表GK鈴木彩艶(シントトロイデン)が17日のチュニジア戦(ノエスタ)で先発することが濃厚になった。試合前日の公式会見で森保一監督が「(鈴木)彩艶にスタートから出てもらおうかと思っている」と明言した。

 A代表で鈴木が出場すれば、昨年7月19日のE-1選手権・香港戦(○6-0)以来、国際Aマッチ2試合目。今シリーズはGK大迫敬介、GK前川黛也、鈴木の3人を招集したが、前川がケガのため途中離脱し、代わってGK小島亨介を追加招集していた。

「GK3人は東京五輪世代のときにも招集しているし、同時にA代表でも活動してもらっている。日常からクラブで成長を見ているわけではないが、彼らの成長と経験はずっと追って見てきている中で招集した」

 9月9日のドイツ戦(○4-1)でゴールを守った大迫は13日のカナダ戦(○4-1)にも先発し、自ら与えたPKをストップした。正GK争いで一歩リードしているかに思われたが、森保監督は「大迫も結果を出していて、そこは評価しているが、より全体的にGKの経験値を上げた中で最終的にアジア杯やW杯のアジア予選でベストな選択をできるようにしたい」と指摘。来月のW杯アジア2次予選開幕前最後の親善試合で鈴木を起用し、さらなる競争を促す狙いがあるようだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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