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アルゼンチン戦を目前に…ストライカーの血が騒ぐU-22日本代表FW福田師王「ワクワクしている。何より早く点を決めたい」

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FW福田師王(ボルシアMG)

 U-22日本代表デビューに向けて、心を躍らせている。U-22日本代表は18日にIAIスタジアム日本平でU-22アルゼンチン代表と対戦。FW細谷真大(柏)がA代表に招集されたため、FW福田師王(ボルシアMG)の出番の可能性も高まっている。今回初招集の19歳は「絶対に点を決められるように、ここまでしっかりコンディションを整えてきたので、明日は本当にやるだけ」とやる気をみなぎらせている。

 海外で研鑽を積むストライカーが満を持してパリオリンピックへの道を目指す。U-20日本代表として今年5月にはU-20ワールドカップにも出場。グループリーグ敗退の悔しさも味わったが、その後はボルシアMGでの戦いを経て、再び日の丸を背負うことになった。対するは強豪アルゼンチン。U-20W杯直前に対戦したU-20アルゼンチン代表の選手も選出されており、自身の成長を試す試合にもなる。

 まずはU-22日本代表としてデビューを目指すが、気負いはないようだ。17日の前日練習を終えた後、福田は「ワクワクしていますし、何より早く点を決めたいというのがあります」と率直な気持ちを述べる。「(点を取るイメージは)できていますよ。それはもちろん。まだイメージしかないですけど」と謙虚ながらも胸を張った。

 年上の兄貴分たちからも教えをもらっている。ひとつ上の世代とともにプレーをすると、プレースピードやインテンシティの高さに驚いた。「自分は全然へたくそな選手なので、追いつくのに必死です」。攻撃は得意とする一方、守備はチームメイトと連係を培っていかないといけない。「(鈴木)唯人くんだったり、(松木)玖生くんも声をかけてくれて、守備の仕方を教えてくれたので大丈夫」と素朴な笑顔を見せた。

 大岩剛監督からは期待も寄せられる。だからこそ、それに応えたい気持ちも増している。「本当にありがたい。結果で恩返しをしていきたい」と活躍を誓っていた。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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