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パリ世代FW細谷真大「高校生の時からスタンドで見ていたので」“柏ホットライン”でA代表初ゴール!

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FW細谷真大(柏)がA代表初ゴール

[11.21 W杯2次予選第2戦 日本 5-0 シリア ジッダ]

 再び訪れたチャンスを結果に結びつけた。日本代表FW細谷真大(柏)は北中米W杯アジア2次予選の後半37分、2ゴールを挙げていたFW上田綺世に代わって途中出場。16日のミャンマー戦では無得点に終わっていたが、後半37分、MF伊東純也からのクロスを胸で収めると、強烈な左足シュートをゴールに突き刺した。

 昨年夏のEAFF E-1選手権でA代表デビューを果たし、これが通算3試合目での記念すべき初ゴール。「(伊東から)入ってくると感じていたので、流れて行ったら自分のところに来た。うまくファーストタッチを決めて流し込むだけだった。どちらかと言えば気持ちで押し込んだような形だったけど、うまくふかさずに流し込めたかなと思う」と手応えを語った。

 パリ世代のエース候補の細谷は今回、追加招集でA代表入り。欧州組も交えたA代表は初の参加だ。16日のミャンマー戦では途中出場からチャンスメイクで存在感を発揮したが、ノーゴールに終わり、「もっとシュートしたかったし、ボールに絡んで点を重ねられたらよかった」と反省。この日は積極的にシュートを狙いに行き、A代表初ゴールを掴み取った。

「もう1回チャンスが来たなという感じだったし、時間帯もミャンマー戦と同じで結構時間があったので、点を取れてよかった」。ゴールパフォーマンスは控えめだったが、それも大きな覚悟の表れだった。報道陣にその意味を問われると「ホッとした気分だった」と初々しく振り返った。

 なお、アシストしてくれたのは自身が所属する柏レイソル出身の伊東。「得点パターンとしては自分も一番うれしいし、高校生の時からスタンドで見ていたので代表初ゴールをアシストしてもらえたのはうれしい」とほおを緩めた細谷に対し、伊東も「初ゴールをアシストできてよかった。柏の後輩なので」と喜びもひとしおだった。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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