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森保J、アジア杯第2戦は首位決戦に! イラクがインドネシアに3発白星

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MFオサマ・ラシド(写真左)が追加点

[1.16 アジア杯グループD第1節 インドネシア 1-3 イラク]

 アジアカップは15日、日本代表と同じD組の第1節を行い、イラクがインドネシアに3-1で勝利した。19日の第2節では日本がイラクと対戦し、互いに白星発進を果たしたチーム同士の首位決戦となる。

 FIFAランキング63位のイラクと、同146位のインドネシアによる対戦。序盤はイラクが背番号10のFWモハナド・アリの突破力を活かしながら優勢に試合を進めるが、インドネシアも元東京ヴェルディのDFアルハンのロングスローで深く攻め込むなど、拮抗した展開となった。

 前半17分、イラクが先手を取った。最終ラインからの縦パスでインドネシア守備陣のミスを誘うと、局面のデュエルに競り勝ったM・アリが混戦の中から単独突破。最後は相手GKとの1対1を冷静に制し、ゴール右隅に流し込んだ。

 インドネシアも前半37分、右サイドをFWヤコブ・サユリが突破し、相手の股を抜いてドリブルでえぐり込むと、グラウンダーでのクロスがファーサイドへ。大外から詰めたFWマルセリーノ・フェルディナンがワンタッチで押し込み、同点に追いついた。

 それでもイラクは前半アディショナルタイム6分、左右のサイドを使った波状攻撃から左を攻め込むと、MFアリ・ジャシムのミドルシュートがGKのファンブルを誘発。こぼれ球に詰めたMFオサマ・ラシドが押し込み、再び勝ち越しに成功した。

 直前にはイラクのクロス攻撃にオフサイドがあったため、インドネシア側は猛抗議を行ったが、一度攻撃が切れていたためVARの介入対象外となったか、VARチェックの末にゴールが認定。インドネシアの韓国人指揮官シン・テヨン監督はなかなか怒りが収まらず、ハーフタイム後まで第4審に詰め寄っていた。

 後半もイラクが突き放した。30分、右サイドを攻め上がったDFフセイン・アリが厳しい体勢から強引にハイクロスを送り込むと、途中出場で189cmの長身FWアイメン・フセインがハイジャンプで反応。相手に競り勝ってボールを落とし、豪快なボレーで突き刺した。そのまま試合はタイムアップ。勝利したイラクは総得点差で日本に1点及ばなかったが、グループ2位につけている。

●AFCアジアカップ2023特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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