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GLで唯一テレビ放送のあるイラク戦に堂安律「地上波でやってくれる。注目される一戦になれば」

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日本代表MF堂安律

 勝てば決勝トーナメント進出が決まる19日のアジア杯グループリーグ第2戦・イラク戦に向け、日本代表MF堂安律(フライブルク)は「しっかりやらないと足元をすくわれる」と警戒を強めた。

「上手さというより、前に前に行く気持ち、メンタリティーという部分では間違いなくハングリー精神がある。そこをうまくいなせれば」。アグレッシブな守備で球際に強さを見せるイラクに対し、「相手は食いついてくると思うので、ワンタッチやワンツー、フリックではがすプレーが大事になる。こねるとかっさらわれてショートカウンターを受けるので気を付けたい」とイメージを膨らませた。

 初戦のベトナム戦(○4-2)は『DAZN』の独占配信だったためテレビ放送はなかったが、イラク戦はテレビ朝日系列でも生中継される。グループリーグ3試合のうち唯一、テレビ放送のあるイラク戦について、「地上波でやってくれる」と切り出した堂安は「大人の事情もあると思うけど、アジア杯を地上波でやってないというのは問題だと思う。注目される一戦になれば」と、テレビ中継のほか、『TVer』でも無料配信される一戦をきっかけにさらに日本を盛り上げていきたい決意だ。

 チームとしてもセットプレーから2失点し、一時は逆転を許すなど苦しめられたベトナム戦は堂安自身も後半18分からの途中出場と、まだまだ乗り切れていない。5年前の前回大会はグループリーグ後のオフ日に黒髪を茶色に染め、「心機一転。自分自身、グループリーグではまだまだできると思ったし、それを取っ払うために髪の毛を切った。気分を変えたいと思った」と話していたが、1か月以上に及ぶ今大会中にも「どこかで変えると思う」と“予告”していた。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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