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森保Jで続く別調整に「もどかしさはあった」GK野澤大志ブランドンが“対シュート練習”再解禁

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GK野澤大志ブランドン(FC東京)

 アジアカップを戦う日本代表は決勝トーナメント1回戦バーレーン戦(○3-1)から一夜明けた1日、カタール・ドーハの練習施設で再始動した。左手首の負傷で慎重な調整が続いていたGK野澤大志ブランドン(FC東京)が約10日ぶりに完全合流し、シュート練習を受けるGK陣に加わっていた。

 昨年末の国内合宿で左手首を痛めていた野澤は今大会、合宿当初は全体練習に加わっていたが、19日のイラク戦(●1-2)後から一部別メニューでの調整を開始。足を使ったメニューのみ合流する形に始まり、次は下田崇GKコーチとの個別練習でゆるいボールをキャッチしたり、その次はシュート練習以外のGKメニューに合流したりと、慎重に回復を進めてきた。

 バーレーン戦では3試合続けてのベンチ外となったが、状態は良くなってきている様子。いまも左手首のテーピングは残るものの、この日はシュート練習にも入って左手でセーブする場面もあり、「特に問題なくやれると思う」と好感触を口にした。

 日本代表がアジアカップの大舞台を戦い、同世代のGK鈴木彩艶(シントトロイデン)がゴールを守っている中、ベンチで見つめるしかない葛藤もあった。「やれないもどかしさはあったので、やっとここでチームの一員として関われることがすごくうれしい」。待望の完全合流に「さらに力を示してチームのために戦いたい」と意気込んだ。

 GK争いという点ではここからがスタートライン。「火はつくけど、空回りもしないようにしている」といい、控えGKとして鈴木を支える姿勢は「変わらない」と野澤。まずは「できることをやっていきたい」と地に足をつけ、残りの大会、そしてJ1リーグ開幕に向けて準備を進めていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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