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5/21A代表練習後の選手コメント

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 日本代表は21日、静岡県内に集合し、23日のアゼルバイジャン戦(エコパ)に向けて合宿を開始した。海外組10人を含む全23選手は約2時間の練習を行った。

以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(ドルトムント)
「しっかりと準備して、(ポジションが)どこで出ようが、いい崩しができるようにしたい。次の本番はオマーンだし、アゼルバイジャンもそこまで強いチームではないと思うので、攻撃のパターンをもう一回確認したい。欧州での試合が終わってからちょっと空いているので、次の試合は大事になってくる。しっかり戦っていきたい」
―帰国してからは?
「個人的なトレーニングをしてきた」
―予選最後のウズベキスタン戦はあまりよくなかったが、どのように戦っていくのか?
「チームとして僕らの戦いができなかった。もちろんコンディションの問題はあったけど、今回はしっかりとした状態で集まれているし、試合をするまで時間もたっぷりある。僕たちのサッカーは一人ひとりがしっかりとやらないと機能しない。練習からまとまってやっていけば、いいサッカーができると思う。そのための時間があるのはいいことだし、楽しみにしている」
―ブンデスで自信をさらに深めたと思うが?
「人間としてもプレイヤーとしても、2年連続で優勝できたことで自信は付いたが、だからといってスーパーなプレーは意識せずに、チームの一員として戦う。必ず結果が求められるポジションでもあるし、それは求めていきたいことだけど、派手なプレー、一人よがりなプレーではなく、チームの一員としてプレーできれば。そこらへんは整理していきたい」
―移籍先が騒がれているが?
「今は代表に向けてやっているし、そういう話題は代表期間中は……。今までやってきたことを代表のために出していきたいし、代表に集中している」

●FW宮市亮(ボルトン)
―右肩の状態は?
「大丈夫です」
―どんな治療をしていた?
「リハビリとコンディショニング。可動域を広げる感じで、肩関節が固まっていたんですが、だいぶほぐれました」
―ボルトンでは残留できなかった。
「プレミアリーグの残留争いという厳しい試合を経験できたことは、ポジティブに捉えれば素晴らしいことだったけど、残留したかったし、自分もピッチに立ってチームに貢献したかった。自分のプレーでどうにかしたかった」
―終盤は出番も減ったが?
「シーズンの終盤は体のキレもなくなってきて、苦しいなというのもあった。相手に研究もされてきたし、シーズンを通して活躍するのがいい選手だと思うし、それは来シーズンに生かしたい」
―本田とは初めて一緒になったが?
「多少話しましたが、3日あるので、コミュニケーションを取っていきたい。やっぱりオーラのある方だなと思った」
―2月に一度経験していることは大きい?
「一度経験させてもらっているし、そのときお世話になった方もいるので、そんなに緊張はしなかった。最終予選前のいい緊張感を持ってやれたと思うし、試合に向けて緊張感も高まると思う」
―背番号は11になったが?
「いい番号だけど、背番号でサッカーをするわけじゃない。しっかり自分のプレーを出していきたい。自分はアピールしていかないといけない立場。チャンスを与えてもらったときには、アピールできるように、しっかり準備していきたい」

●MF長谷川アーリアジャスール(F東京)
「初めてで多少緊張もしたけど、チームのやりたいことも分かったし、コンディションを整えるのにいい練習ができました。チームでやっていることと、代表でやることは違うと思うし、細かいところも頭に入れる必要がある。そういうところを意識してやった」
―海外組もたくさんいるが?
「一つひとつのプレーとか、感じるものもあった。それを自分の中に取り入れてがんばっていきたい」
―どこをアピールしていきたい?
「チームでやってきたことが認められて、ここに来たと思うし、チームとしてやることを頭に入れたうえで自分の持ち味を出していきたい」
―メディアでは“サッカー界のダルビッシュ”とも言われているが?
「まだまだそこまでのレベルに達していない。皆さんにそう言ってもらえるのは光栄ですが、もっともっとレベルアップしたい。これからだと思って、地に足を付けてがんばりたい」
―アゼルバイジャン戦に向けては?
「チームとしてW杯予選前の大事な試合。チームのために自分の力を出せるようにがんばりたい」
―代表の一員になった実感は出てきた?
「まだ実感はないけど、ピッチに立ったとき初めて実感すると思う」

●MF細貝萌(アウクスブルク)
―久々にみんなで集合してどうだった?
「5月5日にシーズンが終わったあとは、コンビネーションのところは練習をする機会がなかったですし、海外組の練習は人数が少なかったので、そういう機会がなくて難しかったです。今日、ボールに触れたことは大きかったですし、これからW杯予選に入っていくので、しっかり結果を残していきたいです」
―初日からけっこう練習したが?
「短いなと思ったくらいです。14日から18日まで(の海外組自主トレ)は人数が少なかったので、それがかなりきつかった。今日は全然大丈夫でした。集合して間もなかったり、海外組はシーズンが終わっていたり。ハッキリ言ってコンディションはまちまちですが、W杯予選に向けて1試合しかないので、しっかりといろいろなことを挑戦して試していきたいです」
―ドイツで多くの試合に出て、さらに自信が増しているのでは?
「年間を通してコンスタントに出場できたのは自分にはすごくプラスです。ただ、その流れで合宿に入れればよかったですが、オフが少し入ってしまった。動きたくても、でも来シーズンのことを考えるとトレーナーには『休んだ方がいい』と言われましたし、(シーズンが)終わってからまったく動かない時間もつくりました。その中で、W杯予選にコンディションのピークをもっていくようにしたいです。もちろん次の試合(アゼルバイジャン戦)も重要ですし、その中でもしっかりコンディションを上げることを考えながらやっていきたいです」
―出るとしたら遠藤のところ?
「まだどういうメンバーでいくか分からない。ヤットさん(遠藤)が今回いないので、そこでだれかが当然出るのですが、ヤットさんと僕はプレースタイルがまったく違いますし、ヤットさんのようなプレーができるわけでもない。自分は自分のプレースタイルでヤットさんとは違う役割をこなしていけたらいいと思います」
―出るとしたら長友、岡崎とのコンビネーションはどう?
「出れば近い距離でプレーすることになりますね。昔から知っているし、年齢も近い。普段プライベートで話すことも多い。そうなればいい感じでプレーできると思います」
―3次予選は2連敗で終わった。今回は厳しい目もある。
「周りのことは全然気にしません。僕らは自分たちでやれることを精一杯やってがんばるだけです。他の選手はどうか分かりませんが、僕は周りのことは気にしません」
―南アフリカ大会の最終予選の記憶は?
「あのときは選ばれそうな雰囲気もなかったですからね。見ているのと、チーム内にいるのとは全然違うので、何か言えることはないです」
―来季はレバークーゼン復帰もある?
「レバークーゼンのことは決まっていない。(来季は)どこにいるか分からないけど、無職にならないように頑張ります(笑)」

●DF長友佑都(インテル)
「いい緊張感と、その中でもいいリラックス感があります。それを感じています。みんな集中しているし、いい試合を見せられるのではないかという気持ちがあります。親善試合でやれる部分もしっかり確かめてやりたいです。(本田)圭佑も帰ってきたし、圭佑がいると攻撃のバリエーションが全然違ってくるので、SBとしても体が強くてキープしてくれるから上がっていきやすい。彼がいることによって、周りの選手が100%の力を出せると思う。楽しみです」
―新顔も多いが?
「高橋は圭佑にビビっていましたよ(笑)」

●DF内田篤人(シャルケ04)
「いつものことをやるだけです。雰囲気も変わらないですね。相手によってどうというのはあまり関係ない。自分たちのサッカーをやるだけです」
―監督の指示は?
「監督が言うのは縦に速くということ。相手に合わせることではなく、自分たちのコンビネーションを合わせていければいいと思う」
―W杯予選前最後の試合なので、やはり勝って次にいきたい?
「もし負けても本番に勝てばいいと思うし、勝っても気を引き締めてやりますということですね。ただ、僕らは勝つつもりでやります」
―コンビネーションというのはボランチとの関係?
「ボランチよりも僕は前の選手であるトップ下やウイングとうまくやりながらですね」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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